携帯ポンプが苦手な人って、単純に力が弱いっていうのともう一つ、きれいなポンピングができてません。見てるとすぐにわかります。バルブを固定した口金部分がポンピングするたびにグラグラグラグラしています。それってバルブからのエア漏れの原因になりますし、バルブ(特にフレンチバルブ)の先端の細いところの破損の原因にもなります。ペダリングと一緒で無駄な動きで力がちゃんとポンプに伝わらず、余計疲れてしまいます。
そんな方にオススメなのが、「お助けチューブ」。要するに延長ホースです。これを使うと多少雑なポンピングをしても、バルブとホースの固定部分に無理な力が加わりにくいというメリットがあります。
かなり前からある商品ですが、長さが144mmの一種類しかなく、思ったほど長くないんですよね。そこで今回、メーカーさんに特注でロングサイズを作ってもらいました。特注とはいっても、ホースをカットする長さを変えるだけなので、難しいということは何もないのですが…..
最近携帯ポンプはこれ一つだけ紹介すればいいんじゃないかと思っているのが、「例のポンプ」こと「ランドキャストのマジックポンプ」。従来品と比べると驚くほど軽い力で高圧までポンピングすることができます。小さいのでポンピングの回数はそれなりに必要ですよ。輪行マイスターが毎月開催している「パンク修理講座」でも試してもらっているのですが、みんな一様にハトが豆鉄砲でも食らったようなわかりやすい顔で驚いてくれます。
マジックポンプにお助けチューブをセットした状態が、こちら。
実際に作業してみると、こんな風になります。ポンピングが硬い従来の携帯ポンプの場合、ポンプのヘッドを壁や地面にあてて作業するというテクニックがありました。そんな時にこの長いホールは便利ですね。伝統的な低いリムなら問題ないのですが、エアロリム(ディープリム)の場合、ホースが短いとポンプヘッドが地面に届きませんから。
3種類の長さとなりましたが、おすすめは真ん中の200ミリです。何故って?
R250のスリムロングツールケースにピッタリだから。
さらに、例のポンプ(ランドキャスト)と同じ長さなので、両方ともR250のスリムロングツールケースにピッタリ入ってしまいます。
携帯ポンプって、そう頻繁に使うものではありません。ボトルケージに取り付けるホルダーがついているからと言って、バイクの外側につけっぱなしにしていると、汚れるしゴムのパッキンは痛むだけです。ツールケースやサドルバッグの中に入れて持ち運んだ方が、いざというとき調子が悪くて使えないなんてトラブルを減らすことができますよ。
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