こんにちは!ワールドサイクル店長まつもとです。
今回、第20回鈴鹿8時間エンデューロ、「トロッフェバラッキの部」に参戦してきました!
「トロッフェバラッキ」とは鈴鹿サーキットを10周約58キロを
二人一組で走り抜けるタイムトライアル競技のことです♪
今回、一緒に走ってくれたのは、店長まつもとを魅力溢れる自転車の世界へ
誘ってくれたサイクルショップベックオン金森店長です。
フランスでのレース経験もあるこの道33年の大ベテラン選手です。
その強さをパワーウェイトレシオでいうと店長まつもとは4.2倍、金森店長は4.5倍。
この0.3の差は大きく、力の差は歴然です・・・。
頼もしくも恐ろしい初タッグでの参戦となりました。
そしてチーム名は「W(ダブル)店長」・・・
何のひねりもないベタベタなネーミングセンスについては流していただければ・・・。
最近では高速巡航に特化したタイムトライアル専用機材を投入する選手がとても多く、
上位入賞チームのほぼ全ての選手がTTバイクを使用しています。
一台100万円以上する機材がズラリとスタートを待つ光景は圧巻ですよ♪
肝心の走り方としては前半、手加減をして後半ペースを上げようとしてもベストタイムは出せません。
かといって、前半頑張り過ぎると後半タレてしまい、余計にタイムを落としてしまいます。
あくまで一定速度で走り、ゴールした瞬間に全ての力を出し切っているということがとても大切な競技なんです。
店長まつもとの決戦用バイクは以下の通り
・フレーム
サーベロ P5 three
・ホイール
カンパニョーロBORA-ONE & ZIPP900
・コンポーネント
デュラエース9000をベースにクランク部はオーシンメトリックとSTAGESPOWERを使用
・ハンドル周り
ZIPP
・サドル
ISM PN1.0
こだわりはカッコイイデザインと剛性の高さに定評のあるZIPPのハンドル周りと、
ペダリング効率重視のOSYMETRIC、
そしてサドル探しの旅の末、ようやくたどり着いたISMのサドルです。
目新しいパーツではありませんが、信頼性の高いパーツブランドばかりです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
準備編
今回の参戦に向けた3ヶ月前からの対策と結果は以下の通り。
・減量
目標61キロ→結果63キロで失敗。
・スタミナアップ
3ヶ月間の走行距離がたったの2,400キロでこれも大失敗。
・足攣り予防
2ヶ月前からの水分補給と1週間前からの梅丹本舗 2RUNの
投入実施で準備OK
前日と当日の食事は消化が良く、適度に糖質を含んだもの。
そして糖質を効率良くエネルギーに変換する為にビタミンB1を含んだ野菜ジュースをチョイス♪
そして秘密兵器の登場です。
ベックオンでも好評発売中の
「モルテンドリンクミックス」!!!!
高濃度炭水化物をエネルギーに変換する次世代スポーツドリンクです。
前日に「320」、レース中に「160」をそれぞれ500mlの水に溶かして摂取します。
とろみのあるあっさりした甘さでごくごく飲めました。
そして体内に吸収できる炭水化物の量はなんと120g!
1日当たりの炭水化物摂取基準量の2倍以上の量に相当します。
さぁこれで準備万端!!当日を迎えます。
トレーニング面では準備不足でしたので、これくらいはやっておかないと不安で気絶しそうです(汗)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レース編
当日の鈴鹿の天候は良好。スタート時の気温は約20℃、風速は約4m。
絶好のレース日和ですね!
スタート5分前、全56チームが10秒おきにスタートしていきます。
W店長のゼッケンは「NO.2022」で22番目。
実績のないチームは前半出走になります。
・・・ということは強いチームは後から出走となるので追われる立場に・・・。
精神的にかなり落ち着きません。
普段はジョークばかり飛ばすチャラ男風な金森店長も本番前はとても落ち着いていて、
頼り甲斐のある雰囲気です。
いよいよスタートです!
チームW店長の目標は「最低でも入賞」&「できれば表彰台」です。
作戦は最初の2~3周は様子を見て、徐々にペースアップ。
そして最後までタレずに持続できるペースで走り切ること。
店長まつもとより走力の高い金森店長がなるべく長く一定ペースで前を引けるかが重要なポイントですね。
例年の結果を見ると1時間25分台でだいたい6位入賞。
1周平均は8分30秒、平均速度40km/hオーバーが条件となります。
店長まつもとの走力ではこの辺が精一杯になりそう(汗)
金森店長よろしくお願いしますねっ!
- 1周目 →飛ばしすぎ。金森店長にペースダウンをお願いします。(暫定6位)
- 2~3周目→8分30秒台でキープいい感じです。
昨年の様に3周目で脚が攣ることもなさそう。(暫定8位) - 4~5週目→ちょっとキツイ!!足攣りの予感・・・。
ここでモルテンに続く、身体能力回復の秘密兵器「その2」の投入で心肺機能が少し回復。
(詳しくは金森店長まで。)
ここから前半ペースを上げすぎたチームがタイムを落としていく頃合い。
ペースはキープできそうですが、後半上げていく自信が徐々に薄れてゆく・・・。
(暫定8位) - 6~7周目→ヤバイッ!脚攣った~!?シケインの上りで1回千切れる。
店長まつもと「ゴメンッ!!まだ引ける???」
金森店長「楽勝~♪」
この時点で金森店長のほぼ全引き確定。(S字の下りだけ店長まつもと担当)
案の定、7周目ラップタイムは8分51秒で最遅を記録。
(暫定8位) - 8~10周目→モルテンと秘密兵器のおかげで心肺機能はなんとかキープ。
そして金森店長に張り付く事に意識を集中。
ポテンシャルを最大限に発揮した金森店長は店長まつもとが千切れない絶妙なペースで引き続けます。
ラップタイムも8分30秒台に戻す事ができましたが店長まつもとの脚はほぼ売り切れ。
最後のホームストレートがとにかくしんどいっ(汗)
そして順位をひとつ上げて、なんとか無事に7位でフィニッシュ!
応援してくれたチームメイトの前で倒れ込みます。
まだ脚の残っている金森店長はそのままもう1周回ダウン走行に・・・底なしのスタミナです(汗)
■順位:7位
■平均速度:40.68km/h
■タイム:1:25:38:060
■平均パワー:247W
■N.パワー:261W
正式リザルトはこちら
https://suzuka8h.powertag.jp/2019/result/010.pdf
今回はトレーニング面では準備不足でしたが、
食事・睡眠・サプリ等を適切に摂取する事でパフォーマンスの低下を多少なりとも抑えることができたと思います。
そして何より自転車歴33年を誇る百戦錬磨の金森店長の絶妙なレースコントロールで、
怪我なく無事にゴールすることができました。
競技中は「しんどい!もうやめたい!」と何度も思いましたが、
一緒に走ってくれる金森店長の背中を信じて、走り続けて良かった!
しんどいけど、またやりたくなる・・・タイムトライアルの魅力は尽きることがありませんね!
アラフィフはまだまだ伸び盛り!表彰台目指して来年も頑張ります!
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG