輪行マイスターの輪行講座、パンク修理講座に続く第3の講座、「ロードバイクの基礎講座」第1回と第2回を開催しました。
そもそも何故この「基礎」っていう講座をやろうと思ったのかといいますと、とかく世間のロードバイクの講習会って、レベルが高すぎるって思ったのがきっかけです。ほとんどがレースでの勝利を目標にしている人を対象としたもので、基本から教えるのではなく、ずっとずっと上のレベルの講習内容です。
じゃあ基礎を教える講座は無いのかというと、あります。でもそれって子供向け。しかも子供はぐんぐん上達するから、やっぱり大人はついていけない。もちろん子供の講習会なんかには、プライドもあるし参加できない。
自転車というとどうしても「ママチャリ」のイメージが強く、補助輪を外して走れるようになれば、基礎は卒業なんて思われているように思います。
そもそもロードバイクって、他のスポーツのように安全な囲いの中でするスポーツではありません。腕や足を露出した自分の1メートル横を、1トン以上の車が時速50キロで通り抜けるのです。路肩は狭くて舗装も悪く、段差やすべりやすいマンホールやグレーチングの上を、自分の体重の1/5~1/8の重さしかない自転車に全体重を預けて走らないといけないのです。
そんな難しいスポーツなのに、ロードバイクで練習する人ってほとんどいません。練習って、野球でいうとキャッチボールとかノック、バッティング練習、走塁練習とか。サッカーだとパスやリフティング、シュートやドリブルの練習。ロードバイクでそれらに当たるものって何でしょうか? 100キロ走りに行くことでしょうか? それは本番であって試合です。野球やサッカーみたいなレベルでのロードバイクの練習って、ふらつかないで乗り降りするとか、スラローム練習とか、8の字走行とか、一本橋とか、手放し走行とか、そういうもの。実際に道路でそれをするわけじゃないけど、一部分だけを切り取って凝縮した動きにします。武道の「型」の練習にも似ているかと思います。
ほとんどやっている人いませんよね。下りが怖いとか、コーナーが苦手とか、ダンシングが苦手とか、基礎ができていないのだから、できなくっても当たり前。
どんなスポーツのプロでも、試合しかしない人なんていません。あ、ツールドフランスに出るような選手は、基礎の練習しているのかって? そこは一緒にしちゃいけませんよ。
この講座のルールです。
- 最大3名の超少人数での開催です。
- ギアはインナーxローで固定。
- すべて時速10キロ以下。
- トップチューブにまたがってからのスタート&ストップ禁止(その方法は最初に教えます)。
- 自転車はトレーニングマシンとお考え下さい。
- この講座中にはそれほど上達はしません。お教えした練習方法で、今後練習にお励みください。
特にご参加いただきたいのは、このような方です。
- 身近に信頼できる経験者がいない。
- スポーツバイクに乗るのは全く初めてで、何から練習していいのか全く分からない。
- ハンドサインが苦手、コーナーが苦手、立ちこぎが苦手、下りが苦手。それらの練習方法もわからない。
- 長くスポーツバイクに乗っているけど、ず~っと我流。
- 生涯スポーツとして、スポーツバイクを楽しみたい。
- レースは眼中にない。安全に楽しく楽しみたい。
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