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頭痒いとこないですか?

*噂の「バケツ」を体験せよ!

自転車にははまりだしたくらいの方によく質問されるのが、

「自転車の洗車サービスって無いの? もちろん有料でもかまわないから。車だったら数百円で洗車機なんてものがあるのにねぇ。」

はい、ごもっともですよね。屋外で使うものですから、車と同じように汚れます。チェーンやギア、ブレーキなんかも走ればすぐに汚れますし、潤滑剤が切れた状態では本来の性能を発揮できないばかりか、走行中に不快な音が出たり、パーツの寿命そのものを縮めてしまいます。ふとしたときに洋服が油で汚れてしまうこともあります。

上記のような問いに関する答えとしては、きっぱりとこんな回答になるかと思います。

「需要が少なくて商売として成り立たないから。」

まぁこれは卵が先か鶏が先か? そういうところこそビジネスチャンス! という考えもあるかと思います。現状の日本の自転車業界では全く無いとは言いませんが、ほとんど表に出てきていないのが現状。

つまるところ、「自分でやりなされ。」 ということですので、何を購入すればよいかのアドバイスをさせていただければと思います。

最初にこのセットを手に入れて

まず洗車と注油はワンセットであるという事を、ご理解ください。自転車を綺麗にすれば潤滑油やパーツを保護している油が落ちます。一見綺麗ですがそれでは床の間バイクです。気持ちよく走ってはくれません。その後注油が必要です。

それにしても非常に沢山のクリーニング剤や、潤滑油が販売されていますね。まぁこれは自転車に限らず、車の洗車でも、お風呂の掃除でも同じこと。自分で試行錯誤して使ってみないことには、理解することはできません。

ですがどこの世界にも、そういうビギナー向けのオススメセットというものはあるわけで、自転車の世界にもあるわけです。例えばこちら、フィニッシュラインというアメリカのケミカルブランドから発売されている、「プロケアバケット8.0

最初だったら、まずはコレをお選びくださいな、というもので、クリーナー潤滑油だけではなく、それらを収納しておいたり水洗いをするときに便利なバケツや、ブラシなども付属しております。バケツはをすれば踏み台にもなりますね。といっても自転車の洗車で踏み台がほしいと思うような状況はほぼありませんが、収納時にホコリが付かないとか、倒してもばらばらにならないという点では、蓋があるのは便利です。

中身を一つ一つ見てみましょう。

finish02フィニッシュライン バイシクル メンテナンス バケット (FIN-H-TOS09700)

まずはバケツ。潤滑剤などを入れる収納ケースとしても利用できますが、フレームを水洗いするときに活躍します。水道水を直接自転車にかけるより、少量の水で済みますし。ちなみに、水洗いするときのスポンジ類はこのセットには含まれませんので、車用の洗車スポンジや、古くなった台所用のスポンジなどをご利用ください。

 

finish03

フィニッシュライン エコテック バイク チェーン ディグリーザー 600ml

チェーンやギアの油を落とすためのクリーナーです。油を落とすための油ですので、フレームやブレーキ周りには使用しないでください。水で薄めて使うこともできます。ウエス(ぼろきれ)にしみこませて使用したり、後ほど紹介するグランジブラッシュと組み合わせて使用します。

 

finish04

フィニッシュライン スピード バイク ディグリーザ- 558ml

2つ目のクリーナーです。上記は油を溶かすための油と紹介しましたが、コチラは揮発性のあるクリーナーとなります。チェーンやギアに使えますし、ブレーキなどにも使用できます。吹き付けるとすぐに気化しますので、速やかにウエス(ぼろきれ)等で汚れをふき取ってください。

 

finish05フィニッシュライン バイクウォッシュ 1000ml (FIN-A-TOS08100-1L)

3つ目のクリーナーがこれ。フレームなど自転車全体に吹き付けて、2~3分後に水で洗い流すかふき取ってください。一番手軽なクリーナーですが、汚れの落ち具合も上の2つよりはすくなめです。ひどい汚れではないときや、手軽に済ませたいときに重宝します。

 

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フィニッシュライン ドライ バイク ルブリカント 244ml

潤滑剤が2つありますが、こちらはオールマイティに使えるスプレータイプの潤滑剤です。チェーンやディレイラー・ブレーキの稼動部分、ワイヤー類の出入り口などに吹き付けてください。ブレーキで押さえつける部分(ブレーキシューやディスクパッド、ディスクローターやリム等)には絶対に使用しないでください。また、稼動部分からはみ出た油は、必ずふき取るようにしてください。潤滑油に関するよくある質問に、「スプロケットやギア板には注油するのですか?」というものがありますが、答えは「否!」です。チェーンに注油した油がわずかに付着するくらいで十分です。直接そこに注油しても、汚れるだけです。

 

finish07 フィニッシュライン クロスカントリーウェットルーブ 120ml (FIN-A-TOS07101-120ML)

2つ目の潤滑剤がこちら。上記よりもドロッとていして雨でも落ちにくく、長持ちするオイルです。主にチェーンに使用してください。スプレータイプではないので、ディレイラーの稼動部分などには使いやすくはありません。雨に強いオイルと汚れやすいオイルというのはほぼ同意義となります。

 

finish08フィニッシュライン グランジブラッシュ 整備工具 (FIN-H-TOS09600)

チェーンやギアの間を掃除するのに使用します。プロフォーミュラ(エコテック2)と同時に使うと効果的です。

 

finish09フィニッシュライン イージープロブラッシュセット 整備工具 (FIN-A-TOS02100)

泥汚れやタイヤの汚れなど、全体的な汚れを落とすのに使用します。細かい部分には不向きです。これのみ単品では販売しておらず、細かいブラシなど更に4本を加えた、5本セットで販売されています。

 

セットにすると、こんなにお徳

これら8点を単品で買い求めるとなると、なんと8431円(税別 2014年1月現在)+イージープロブラッシュなのですが、セットになったプロケアバケット8.0だとなんと、5702円(税別 2016年4月現在)

最初の一歩としてまずはこれを手に入れて、ガンガン使ってみてください。バケツとブラシ以外は消耗品ですので、無くなれば他を足していけばよいでしょう。

finish10

さらに、上記セットからイージープロブラッシュとスピードクリーンを除いて、テフロンルーブとウェットルーブの容量を減らしたものが、このプロケアバケット6.0

こちらも単品で買い求めると6304円(税別 2014年1月現在)なのですが、セットになったプロケアバケット6.0だとなんと、4061円(税別 2016年4月現在)

 

自転車は構造をすべてさらけ出して道路を走っていますので、走れば走っただけ汚れますし、パーツも消耗します。パーツの交換や調整は素人がいきなり手を出すのは難しい上に安全上も問題がありますが、洗車と注油はちょっとの知識と手間さえかければすぐに始めることができます。

自転車を生涯の友として楽しんでいる人ほど、自転車はいつもピカピカなものです。洗車と注油も自転車の楽しみの一つと思って、磨いてやってくださいね。

 

 

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