重要なお知らせ 2013年8月1日
国土交通省による新制度「高速ツアーバスの一般乗合旅客自動車運送事業への移行」により、下記で紹介している「MKバス」の輪行プランは終了しました。「アップオン」についても、輪行は出来なくなりました。
→ 詳しくはコチラをご覧ください。
以下の記事は、2013年7月30日まで利用できた内容となります。ご注意ください。
輪行ができる夜行バス会社をご紹介します。
利用したのは、「MKバス」という京都のバスやタクシーなどを運用している会社。
事前にwebで予約し、クレジットカードで決済済み。輪行する場合は、プラス500円となり、片道3500円。帰りも同時に申し込みましたが、往復割引はありませんでした。つまり、往復7000円。新幹線の往復運賃(東京-大阪)の約1/4という驚きの低価格。実際の乗り心地はどうなのでしょうか?
まずは行き。乗車したのは、2013年2月18日の月曜日。22時30分梅田駅初だったので、10分前に集合場所に着いたところ、丁度バスがやってきたところでした。白いバスの車体には、大きく「MKバス」と書かれているので、一目でMKトラベルのバスであることがわかります。
実はツアー型バス旅行の場合、旅行会社とバス会社が別々のことが多く、集合場所でバスがわかりにくいことが多いのです。その点、わかりやすくて良いですね。
始発が神戸なので、すでに半分くらいは乗客が乗っていました。
ドライバーの方に名前を告げると、
「自転車のお客様ですね。」
とご返答いただき、すぐに自転車をお渡ししました。
縦型輪行袋ですが、立てたままでは荷物室の天井が低くて入りません。横にして、ロープで固定してもらいます。
ドライバーの方に、
「自転車持ち込む人多いですか?」
と尋ねると、
「たまにですよ。」
という回答。申し込みの時は、先着3名までとなっていますが、それでかぶるということはめったになさそうです。(4名以上のグループの場合は、ダメですが・・・・・)
このバスは一般的な4人かけのバスで、荷物室は大きいほうです。2階建てバスや、トイレ付バスの場合、荷物室はもっと小さくなってしまいます。自転車くらいの大型荷物になると、バス会社が断らざるを得ない理由もよくわかります。
座席にあらかじめ置かれていたのは、毛布、スリッパ、エアー枕、アイマスク、腰枕の5点。一番前の座席には、使い捨ておしぼり、歯ブラシセット、耳栓が置かれており、自由に利用することができます。毛布と腰枕以外は、使い捨てなので、持ち帰ることもできます。
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夜行バスの時の”靴”
車中ではリラックスするために靴は脱ぐのがお約束ですが、途中の休憩でトイレに行く場合、都度靴を履かなければ車外に出られません。
そんなとき、履くのに手間のかかる靴だと難儀します。実際に狭い座席で靴紐を結びなおさすのはかなり大変です。到着先での行動計画に合う靴を選ぶのは仕方がありませんが、できる限り履きやすい靴を選ぶのがおすすめです。
右の画像のモデル:パールイズミ X-ALP DRIFT 2
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途中京都でも乗客をピックして、一路東京へ。途中サービスエリアで3回休憩をしたはずですが、私は爆睡していて1回しか休憩に気が付きませんでした。
MKバスの方針では、サービスエリアでの休憩中に車内アナウンスをしたり、室内灯をつけるということはしないようです。社内で休まれている乗客に配慮してのことでしょうね。
なかなか好感が持てます。
車は順調に新名神、新東名と進み、翌朝午前7時ちょうど、予定通り新宿西口に到着。
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東京を自転車で満喫
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二日後の2013年2月21日の木曜日の9時30分、大阪に帰る為に東京駅から乗車します。東京駅の皇居側は先日改修工事が終わりきれいになったのですが、乗車するのは反対の八重洲口。JRの長距離バス乗り場がありますが、道を挟んだ少し先です。
今回も出発時刻のちょうど10分前にバスが到着。
輪行袋に入れた自転車を入れてもらい、しっかりとロープで括り付けてもらいました。この画像で、バスの荷物室の広さが想像できるでしょうか。
わりと高さもありますね。
バスの中では、寝るに限ります。車内は乾燥するので、お茶かお水は用意しておいたほうが良いでしょう。
男女の並びについては、予約時に性別を聞かれており、見知らぬ男女が隣り合わせになることはありません。
さらにMKトラベルの場合は、通路を挟んでも男女が隣にならないように配慮されています。
今回も快適なバスの旅でした。
このまま自宅近くの駅まで輪行してもよいのですが、むくみがちな脚をほぐすため、その場で自転車を組み立てて、約1時間走って帰りました。
若い頃に夜行バスに乗った経験がないと、なかなか狭くて窮屈で寝られないかもしれませんが、往復で新幹線の約1/4の価格は魅力です。
私も学生時代は何度も長野県のバイト先のスキー場や、富山県のバイト先のYHまで夜行バスで往復したことがありますが、その時は補助シートでしたから。
それに比べると、足元も広く、リクライニングもよく倒れてくれます。よほど古いバスでなければ、たばこの臭いが染みついているということもありません。
夜行バスで輪行、いいですよ。
今回利用したバス会社
※この記事の価格、乗車地等の情報は、2013年2月時点のものです。
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