大抵の輪行袋の外袋には、ストラップがついています。何のために使うのかといいますと、ボトルケージやサドルの下に取り付けるときに使います。
ボトルケージに入れる場合は、ストラップを使わなくってもよさそうに思いますが、硬いボトルやツールケースと違って、輪行袋は柔らかいので、走行中の振動でだんだん押し出されて落ちてしまいます。だから必ずストラップでダウンチューブorシートチューブにも括りつけておいてください。
もう一つ、サドルバッグのようにサドルの下にも取り付けることができます。一般的なサドルバッグの場合、シートポストにも取り付けるためのベルトがついているものですが、無くてもしっかりストラップで固定すれば、走行中に揺れて邪魔になることもありません。こんな感じです。
サドルのベースとレールの隙間が狭いサドルだと、この位置にストラップを通しにくくて難儀しますが、fabricのサドルは比較的スペースが広いので、通しやすいですね。またサドルが後ろ側に取り付けているポジションのほうが、輪行袋との接触面積が増えるので、安定しやすくなります。
しかしここで一つ落とし穴が。オーストリッチのL-100やSL-100、R250、GUEE等の軽量輪行袋の場合、ストラップが直接外袋に縫い付けられています。ストラップをしっかりと縫い付けていても、生地自体が薄いため、ストラップをぐいぐい引っ張ると、破れてしまうことがあります。
でも大丈夫。ちょっとした工夫で防ぐことができます。輪行袋に付属しているベルトを1本取り出して、サドルと輪行袋をくくってしまいましょう。こんな感じ。
簡単でしょ。これで輪行袋の外袋にかかるストレスは大幅に減りますから、生地が傷む心配もありません。ストラップは長いので、ぐるぐる回して、クイっとストラップとバッグの隙間に押し込んでおけば、走行中に緩んで垂れてくることもありません。
輪行テクニックは、引き算です。便利と思える小物をどんどん足していくと、荷物が増えるばっかり。もともとある物を利用することで、できるだけ物を増やさずにしたいものです。
おススメ輪行袋
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