スポーツバイクに乗り始めた方が最初に抱える違和感で多いのが、
「お尻が痛~い」
これまで自転車で10分とか15分くらいしか走ったことの無い人が、初めて1時間や2時間もサドルの上で座りっぱなしになれば、お尻が痛いのも当然です。
でもある程度スポーツバイクを乗り込むにつれて、そういったお尻の痛みが無くなる人と、いつまでも痛いままの人がいます。
その違いは何か?
ズバリ、「時々お尻を浮かしているかどうか。」
お尻が痛くなる悩みを抱えている人と一緒に走ってみると、ず~っとサドルに座りっぱなしなんです。
信号待ちなどで停止するときも、サドルに座ったまま片方の脚を地面につけています。
お尻はつぶれたまま・・・・・
となると対策は簡単です。まず信号待ちでは必ずサドルからお尻を下ろす。
停止しなくっても、走行中に時々ペダルをまわすのをやめて、ペダルの上に立って、サドルからお尻を上げる。こうすることでお尻の圧迫が無くなり、血液がじわ~っと流れるようになります。
正座に慣れていない人が脚がしびれるのと、同じですね。血液が流れないと、しびれます。
もう一つ、サドルからお尻を上げると良いタイミングがあります。
道路のちょっとした段差です。ダーンという突き上げが和らぎますよ。
その瞬間、ついでに肘と膝を猫のようにやわらかくして、衝撃を吸収するようにしてください。これでもっと衝撃が和らぎます。ハンドルから手が離れてしまわないようにだけは、注意しておいてください。
あるプロライダーは、
「体の下に自転車がぶら下がっている感じ」 と表現しました。まさにそのとおり。自転車に乗せられるのではなく、積極的に自転車を操りましょう。
おさらいです。
お尻が痛くなるのを防ぐ方法。
- 時々お尻を浮かせて、血液を流しましょう。
- ちょっとした段差でもお尻を浮かせて、衝撃をお尻で受け止めないようにしましょう。
- さらに肘と膝をやわらかく使って、猫の着地のように衝撃をやわらかく受け止めましょう。
レーサーパンツを履きましょうとか、やわらかいサドルに変えましょうというのは簡単ですが、乗り方を変えない限り、いつまでたってもお尻の痛みが消えることはありませんよ。
サドルに体重を乗せる暇があったら、ペダルに乗せろ! ってことです。ペダルには荷重をかけるのではなく、勝手にかかるものです。
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG