近所の野良猫と仲良くなろうと必死な管理栄養士のカワナミです。
さて前回、最後の方にチラリと登場した「エネルギー比率」。
今回はそれについてお話したいと思います。
いくつもある栄養素の中でエネルギーを持っているのは、タンパク質、脂質、炭水化物です。
何か食べる時にエネルギーを気にされる方はずいぶん多いと思いますが、実はそのエネルギーの“中身”が重要なのです!
(厚生労働省「国民栄養調査」「日本人の栄養所要量」より改変)
上の円グラフを見ていただければ一目瞭然ですが、昔(1960年)と比べると炭水化物からのエネルギー摂取は少なくなっています。
その代り、脂質からのエネルギー摂取が増えていることがわかります。
肥満の原因は活動量の低下などさまざまあると思いますが、これが近年の肥満者数の増加に関与しているのでは?と思わざるを得ません。
昔の食事内容と、現代の食事内容を比較してみて下さい。
現代の食事は「食の欧米化」とも言われ、脂質を多く含むものが増えています。
それなのに、なぜか炭水化物を減らそうとする方が少なくありません。
自転車に乗る時にも必要な炭水化物。
むやみに避けることなく、しっかりとってもらいたいエネルギー源です。
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