先週の東京に続き、今週末は大阪で開催されるサイクルモード。
サイクルモードの想い出は、当時担当させてもらっていたチームのトークショーで補給食の手作りジャムパンを用意して行ったのですが、予想に反して「食べてみたい!」という方が一人もおらず、全く盛り上がらなくて寂しい思いをした管理栄養士のカワナミです。
前回の記事で「エネルギーを持っているのは、タンパク質、脂質、炭水化物です」と書きましたが、この3大栄養素の量がそのままエネルギーの量ではないのがややこしいところです。
食品の成分表にはトータルのエネルギー量と、タンパク質、脂質、炭水化物の量が記載されていて、これらをパッと見て「エネルギー多いな」「脂質が多いな」と判断されているかもしれません。
例えばエネルギー、脂質の量が以下の食品、AとBがあったとします。
「脂質が少ないもの」という条件では、どちらを選びますか?
脂質の量だけを見ると、もちろんAを選ぶと思います。
しかし、AとBそれぞれのエネルギー量から見ると、Bの方が脂質の割合(エネルギー比率)が少ないのです。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが(笑)、今回はその計算方法をご紹介します!
タンパク質と炭水化物は1gあたり4kcalで、脂質は1gあたり9kcalです。
上記Aの場合、脂質の量は14gなので14g×9kcal=126kcalが脂質からなるエネルギーの量となります。
この脂質エネルギーの126kcalが食品Aのエネルギー量500kcalの何パーセントになるかというと、126kcal÷500kcal×100=25.2%
同じように食品Bも計算すると、20g×9kcal=180kcal(脂質エネルギー)
180kca÷800kcal×100=22.5%
今回の例えはほんの数パーセントしか違いませんが、食品Aの方が脂質からなるエネルギーが多いということになるので、私は食品Bを選びます。
「エネルギー補給が必要だけど、できるだけ脂質はとりたくない!」という時に、この計算方法を使って最適な補給食を見つけてみてはどうでしょうか?
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