先日の関西シクロクロスは近年稀に見る泥祭り。車に積んで帰るために現地で最低限の洗車を行い、自宅に戻ってからもできる限り洗車をしたつもりでしたが、まだまだこんなに泥が。
チェーンの油も完全に無くなって、さびが浮いています。
これではイカンと、翌日も洗車の続きを開始。ブレーキシューホルダーやら、リアディレイラーやら、普段ならそこまで泥がつまらんやろっってところまで泥まみれ。
高圧洗浄マシーンがあると楽なのですが、そんな良いものは我が家にありません。通常のホースの直噴で泥を狙い撃ち。
ディレイラーやペダル、ブレーキシューホルダーに詰まった泥落としは完了。続いてチェーンを洗いましょう。
日常のちょっとした洗車ならともかく、本格的に洗車をする場合、最も汚れの激しいところから洗車するのがセオリーですね。
チェーンを洗うといえば、コチラです。チェーン洗浄マシーンはいくつかありますが、このペドロスが便利なのは、リアディレイラーに引っ掛けることができるので、本体を手に持っていなくても良いところ。これ、結構楽チンです。
洗浄液を入れて、チェーンにセットし、リアディレイラーに引っ掛けたら、あとはひたすらペダルを逆回転。ブラシがチェーンの一こま一こまの間に入り込んで、泥をかき出します。
ただし、リアディレイラーの種類によっては引っ掛けられない場合もあります。その場合は手で支えてください。
この手のチェーン洗浄マシンを使うときのコツを一つご紹介。
- ギアを、フロントをインナー(トリプルの場合はミドルギア)に、リアをトップとローの中間くらいのギアにセットしてください。
チェーンを逆回転させてガラガラと洗うのですが、チェーンが斜めになっていると、引っかかって上手く回らないのです。だから、一番チェーンがまっすぐになるようなギアにセットしてから使うと、逆回転中にチェーンが詰まるということがありませんよ。
洗浄液は、フィニッシュラインのエコテックを使用しました。コレのいいところは、水ですすぎ洗いができること。エコテックでたっぷり洗ったら、次に水を入れて3セットくらいガラガラしました。
普通は黒くなるのですが、今回は茶色くなりました。泥オソルベシ。
続いてリアディレイラーをさっぱりさせましょう。今回はあまりにも過酷な条件でしたので、いったんフレームから外します。ワイヤーを外して、3ミリのアーレンキーでプーリーを外すと、チェーンは切らなくってもリアディレイラーを外すことができます。
これでたっぷり洗って、新鮮なグリスをたっぷり詰め込みました。上下のプーリーは同じではありません。それぞれ役割が異なりますので、形が異なります。逆につけてしまわないように、外したときによく見ておいてください。
他の場所はひたすら磨きます。チェーンや前後ディレイラー、ペダルの駆動箇所や、ボルトの頭、ワイヤーの出入り口等に新鮮なオイルを塗布し、フレームにはワックスを塗って、完成。
見違えるほど綺麗になりましたね。ざっくり2時間ほどかかりましたが、これで次回も気持ちよく走ってくれることでしょう。
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