いよいよ明日から12月。12月といえば大掃除。お風呂掃除やトイレ掃除をいつもより入念にしたり、網戸を外したり、障子を張り替えたりと大変です。
もちろん、自転車も大掃除。といいたいところですが、年末だからといって普段掃除作業に不慣れな方が、いきなり自転車を隅々まで洗うというのは全くオススメしません。
掃除してきれいにしようという思いは大変尊いのですが、一歩間違うと自転車を壊してしまい、重大な事故に繋がるからです。
オイルやクリーナーの種類と適切な使用箇所、素人が手を出してよい部分と駄目な部分、きちんと見極められる知識と経験が無ければ、信頼できる近所の自転車店に技術料をお支払い頂き、お任せください。
とはいえ、自転車の掃除が全て、専門技術や専用工具が必要で、難しいものでもありません。泥汚れや油汚れを拭きとり、新鮮なオイルを塗布するくらいまではユーザーの責任といえるでしょう。
自転車の掃除というものを、簡単なものから順に並べていくと、
- フレームの拭き掃除。泥や汗、油汚れを取り去り、ワックスをかける。
- ハンドル(バーテープ)やサドルを拭く。
- 車輪(タイヤ・リム・スポーク)をきれいにする。
- チェーンをきれいにして、注油する。
- 前後のギアをきれいにする。
- シフトワイヤー・ブレーキワイヤーに注油する。
- 前後ディレイラーをきれいにして、注油する。
- ペダルをきれいにして、注油する。
- リアディレイラーのプーリーを外して、グリスアップする。
- ヘッドパーツをきれいにして、グリスアップする。
- BB(ボトムブラケット)をきれいにして、グリスアップする。
- ハブ軸をばらしてきれいにして、グリスアップする。
消耗品を交換するのも重要なメンテナンスです。
- 汚れたバーテープを交換する。
- 傷んだタイヤ・チューブを交換する
- 傷んだシフトワイヤー、ブレーキワイヤーを交換する。
- 磨り減ったブレーキシューを交換する。
- 磨り減ったリアスプロケットを交換する。
- 磨り減ったフロントギアを交換する。
いずれも赤い文字で示した部分は、ショップにお任せするのが良いと思います。逆にいれば、それ以外の箇所は、ユーザー自ら行うべき箇所といえます。
掃除って簡単に言ってしまえば、汚れと場所に応じた方法で、きれいにすることです。トイレやお風呂の掃除なら洗浄剤やブラシの種類は少ないのですが、自転車の場合は実に多くの種類があるのです。
そこで、ユーザー自ら行うべき掃除を、じっくりとお教えする講座が誕生しました。
記念すべき第1回目の募集が始まっております。日時は12月26日。講師は輪行講座やパンク修理講座でおなじみの、ワールドサイクルの輪行マイスター岩田です。会場は、大阪市福島区のプレザントさんとなります。
最大15名までの少人数講座です。是非お申し込みお待ちしております。
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