I Live(アイリブ)という日本のブランドから、ニッポンの伝統的な柄や文様をデザインしたバーテープが発売されました。ドロップハンドルに巻いてみるとどうなんでるでしょうね。早速巻いてみました。
まずは巻く前の状態。白のシリコンバーテープが巻かれた私のシクロクロスバイク。バーテープといえば「白」っていう考え方はとても好きですが、今回ははがしちゃいます。
ブレーキ・シフトワイヤーの下地処理が出てきました。こことても重要ですので、よく理解してくださいね。これは単純にワイヤーがビラビラしてバーテープが巻きにくいからするのではありません。これをいい加減にすると、ブレーキの効きが悪くなりますよ。ビニールテープでしっかりとバーテープに「密着」するように、一部の隙もないように巻いてくださいね。ひ弱なセロテープではなくビニールテープがベストです。しっかりとハンドルに密着していないと、ブレーキを強くかけたときにハンドルからわずかに浮いてしまい、力が逃げてしまいます。特に最近のカーボンハンドルは形状が複雑でカーブもきついことから、より意識してきつく巻いてください。
ハンドルがべたべたしていると、ビニールテープやバーテープがしっかりくっつきません。あらかじめハンドルはパーツクリーナーで「脱脂」しておきましょう。カーボンハンドルの場合は、ビニールテープは粘着力が強すぎるので、ディズナの「ケーブルストッパー」をお使いください。
ハンドルに添わせる位置も、バーの「前側の下側」がベストです。「真ん前」にすると、バーが太くなってしまい、手の小さい人にはハンドルが握りづらくなってしまいます。溝付ハンドルの場合は、それに従いましょう。
ようやく巻きます。デザインは「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」という柄です。
いろいろなバーテープの巻き方がありますが、私は15年前より「エンド側から内巻きに、ブラケット部分に隠しテープは使わず、八の字巻き。付属のフィニッシュテープだけで終わらせる」という方法がベストという結論に達しておりますので、その方法で巻いていきます。
素材はコルクでもシリコンでも綿でもなく、「ペットボトル再生繊維」というものです。リサイクルしたペットボトルを溶かして繊維状にして、編んだものです。触った感じはひんやりと硬く、裏側には薄いスポンジが貼ってあり、わずかながらクッション性を足してあります。両面テープが貼られています。
ドロップハンドルの左側のエンドです。内巻きです。エンドプラグを打ち込むために、少し余らせて巻き始めます。巻き始めと巻き終わりははさみで斜めにカットしますが、ペットボトル繊維なので少し硬めです。切れ味の良いはさみをご用意ください。
巻きあがりました。総柄なので、テープの境目がわかりません。シルバのバーテープのようにロゴの位置を左右きっちり合わせることに集中しなくてよいので、簡単です。テープ自体はほとんど伸びませんが、クラシックなコットンバーテープや真田紐のサムライバーテープのように幅が細くないので、その点においても巻くのは簡単です。
最後にバーエンドプラグを押し込んだら完成です。プラスチックハンマーで少しどついて入れるくらいの硬さのほうが、ちょっとやそっとでは取れることはありません。デザインがロゴなので、きっちり水平になるように取り付けてください。
これは桜。
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I live 和柄バーテープ
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