バイクパッキングの生みの親、「レベレイトデザイン」から発売された新型トップチューブバッグ「マグタンク」、これがなかなかすごいんです。
最近のアウトドアグッズで大人気の素材、ディメンション・ポリヤント社が開発した防水素材「X-PAC」を使用しており、生地の防水性、強度はまずばっちり。面白いのはフタを固定するデバイスが、マグネットのみというところ。過去にはジッパーとマグネットの併用したトップチューブバッグもありましたが、こちらは潔くマグネットだけにしたため、開閉が恐ろしく素早くできます。マグネットシステムは、数年前からヘルメットのあご紐の固定に採用されているものと、同じものですね。
フタの開閉のスムーズさは、私が説明するより、メーカーが作成した動画を見れば一目瞭然。
この動画であっさり紹介されているのが、フォークコラムに巻き付ける部分。なにやら黒いスポンジのようなものがついていますね。
実はフォークコラムは直進していても常にバランスを取ろうと細かく左右に動いています。従来のトップチューブバッグの場合、単純にベルトを巻き付けているだけでしたので、あまりきつく固定するとハンドリングに影響していました。そこで、マグタンクはスポンジを取り付けることで、コラムスペーサーおよびステムへの当たりが優しくなり、ハンドリングへの影響を最小限に抑えました。
このスポンジは「ゲタ」の役割も果たしており、ベルトをきつく締めたときに、バッグがステムにめり込みにくくなっています。大抵のステムは、固定ボルト付近が手前に飛び出している為、ゲタが無いと余計にバッグにめり込んでしまいますから。
さらにベルトを取り付ける高さを2段階に変えることができます。ベルトとスポンジは簡単に取り外し可能。ベルトの位置を変えるのも簡単です。
本体はしっかり芯材がとクッション材が入っており、中に入れるものを多少雑に放り込んだとしても、走行中に左右に傾いてしまうことがありません。
これはもう流石!と思いましたね。レベレイトデザインの「マグタンク」人気爆発必死です。
最後に、トップチューブバッグを取り付けるときの注意点を1点ご紹介します。トップチューブバッグはその名の通りトップチューブの上に乗せるように取り付けるので、バッグの底とトップチューブが接触します。当たり前ですね。ここに走行中細かいほこりなどが入り込み、バッグが細かく揺れることで、フレームの塗装面を傷めてしまいます。新品でピカピカのフレームに取り付けて数か月もすれば、塗装面は残念な状態になっていることでしょう。
そこで、あらかじめフレームを養生しておきましょう。イメージ的にはブレーキやシフトのアウターワイヤーがフレームにこすれて削れないように、透明のテープを貼るというものです。おすすめは、この2つ
マジックワン プロテクター FILM-10 クリア フィルム
品質は同じものですが、微妙にサイズが異なります。いずれも一番大きいサイズのものを、バッグの底と接触する面に貼ってください。これで数か月後、塗装が傷んで悲しい思いをすることが無くなりますよ。
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