ヨーグルトを買うとついてくる、プラスチックを折り曲げるタイプのスプーンから思いついたかどうかは知りませんが、世界最小最軽量後ろ泥除けといえば、「ass saver(アスセイバー)」。「ass」の意味は、ズバリ「おしり」おしりを守るためのものです。
これまで折り方が3回くらいモデルチェンジしてきておりますが、今回は今まで必ずついていた、サドルのレールに引っかける溝がなくなりました。溝ではなく、サドルのレールの前側の両方に引っかける造りです。サドルのレールは通常太さが7ミリの円形という風に決まっているのですが、カーボンレールのものは楕円形だったり、トライアスロン用サドルのように前側のレールが極端に短くなったりして、合わなかったり、無理やりつけても落ちるなんてこともありました。
私もどこかで落としてしまったらしく、家に帰ってきたらなくなっていたという苦い経験が2度3度…..
早速取り付けてみましょう。といっても簡単です。折り目にそって立体的にして、サドルの後ろから突っ込み、レールの前側でピコッとフラップを起こすだけ。
中央部に穴の開いたドロヨケの場合、雨じゃなくても水たまりの上を走っただけで、おしっこを漏らしたようになってしまいます。ass saverをつけていれば大丈夫。
決して長くはないので、すぐ後ろを走るライダーへの顔面シャワーまでは防げませんが、後輪が跳ね上げる水が自分のお尻、背中にかかるのは、かなり防ぐことができます。
だがしか~し、サドルに引っかけているだけなのは変わりありません。どこかでつい落っことしてしまう可能性は残っています。
そこで一工夫。
旧モデルは展示用のフックに引っかけるための穴がありましたが、新モデルにはありません。そこで、千枚通しなどで穴をあけます。
ここに輪ゴムを通すのですが、よくある茶色い細いタイプだと、短すぎるのと色がダサい。そこでおすすめなのが、パナレーサーのタイヤを購入するとついてくる、タイヤ止めのゴムです。
輪ゴムを先にass saverに通してサドルに取り付けると、輪ゴムが短くてサドル全体を抜くことができません。シートポストを抜いても同じことです。
そこで、先に輪ゴムだけサドルを通してシートポストに通しておきましょう。それからass saverをサドルに通して、輪ゴムを穴に入れて引っかけます。
するとこんな感じ。黒いシートポストに黒い輪ゴムなら、ほとんど違和感なく取り付けられました。これで何かの衝撃でass saverが外れそうになっても、輪ゴムが持ちこたえてくれます。
これだけのためにパナレーサーのタイヤを買うのかよ!
という方には、小さめのタイラップをご用意ください。
プランBをご紹介します。あらかじめass saverに穴をあけておくところまでは一緒です。
タイラップのほうが随分と簡単かもしれませんね。輪ゴムの場合は取り外しができますが、タイラップは切らない限り外せません。
安いとはいえせっかく購入したass saverを落とさないように、こんな保険をかけておいてはいかがでしょうか。
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2017年5月にモデルチェンジしたass saverはこちら
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