こんにちは、新人のもんもんです。
先週、「柳原康弘のロードバイク基礎テクニック講座 後編」に参加してきました。
11月に参加した前編では、座っての乗車テクニックについて学びましたが、今回はサドルからお尻を浮かせての乗車テクニックについて。
またもや、超低速での走行練習です。
前回以上に、苦戦しました。
前回の講座で、「力を抜く」ということの大切さを学びました。
自分なりにそれは理解したつもりでいたのですが、サドルからお尻を上げた途端にまたもや力が入ってしまいます。
特に、腕がこわばってガッチガチに固まっていることに気がつきます。
サドルに座っている時は左右のバランスだけ考えていたらよかったのですが、お尻を上げた途端に今度は前後のバランスも考えなくてはいけません。
腕に力が入っていると、ハンドルがブレまくります。
ペダルは一回転しか許されません。
あとは慣性で進んでいくだけ。
今にも止まりそうなスピードで、サドルからお尻を上げ、バランスをとって進みます。
日頃スピードに乗せてなんとなく走っていると特に気にも留めないですが、時速5km以下の低速で進んでみるとあれこれ問題点が浮き彫りになります。
安全に乗車するって、どういうことだろう？バランスをとるって、どういうことだろう？
あらためて考えてみた時に、わかっていなかったことが色々と見えてきます。
何度も何度もバランスをとる練習をして、少しずつ身体で覚えていきます。
とても地道なチャレンジですが、確実に身体が理解していくのがわかります。
やっと慣れてきた頃に、今度は身体を思い切り前後に倒して行きます。
怖い！
こんなに倒していいの！？転倒しないの！？
ハンドルから身を乗り出す恐怖、サドルのさらに後ろまでお尻を下げる恐怖。
とにかく最初はこわくて、思い切り倒すことができません。
これもまた、何度も何度もチャレンジします。
ところが、一度思い切り倒してみると、意外と転倒しないことに気がつきます。
ホイールに顔がつきそうなところまで身体を前傾しても、案外大丈夫なのです。
今までなんとなく感じていた「恐怖」も、どこからが危険で、どこまでが安全か、というボーダーラインを体感することで自然と取り除かれていきます。
私にとってこれが今回一番の習得でした。
前回の講座もそうでしたが、柳原先生の講座はとにかく「体感する」ことで頭だけでなく身体で理解をしていきます。
近道やコツはなく、とにかく頭で考えて意識して、身体で覚えていくというもの。
だから、すぐには出来ないけれど、やればやるほど身についていくし、身体が理解するとものすごく納得できます。
少人数でじっくり練習できるので、最後には参加者同士でアドバイスし合ったり、とてもいい雰囲気で講座を終えました。
じっくりみっちり、濃い4時間。今回もいっぱい勉強になりました。
自分はそこそこ乗れている、と思い始めたタイミングでの受講でしたが、
前編も後編も、私のような「慣れ始めた」初心者ライダーが実は一番覚えておく
べき内容だと感じました。
「なんとなく」乗っている方、是非、体験してみてください！
動画でもご紹介します。
次回は少し間が空きますが、2019年6月8日の開催予定です。
参加者アンケートから
前編後編両方受講して、かなり納得かつ勉強になったと思います。今回は、参加人数が予定より少なく、かなり満足できました。
普段やったことのない新しい体験ばかりでした。体の位置を動かしているつもりでも、今まで動かせていなかったことが実感できました。広くはない室内でもこれほどにも練習できるのかと新鮮でした。ロードバイクでの遊び方が増えたので、あまり乗る時間がないときでもしばらく楽しめそうです。
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