【iGPSPORT】1200ルーメンの超高性能ライトを検証

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【iGPSPORT】1200ルーメンの超高性能ライトを検証

商品情報

2024.03.19

商品レビュー

IGPスポーツのフロントライトVS1200

今回はIGPスポーツのフロントライトVS1200のご紹介です。

■目次

1 ■スペック紹介
2 ■スマートフォンによる詳細設定
3 ■グラフによる比較
4 ■YouTubeにて動画を公開中です

■スペック紹介

・最大1200ルーメン
・バッテリー5000mAh
・ランタイム点灯最長25時間/点滅最長70時間
・加速度・光センサーによる自動で点灯、消灯
・特定のサイコンと連動可能
・スマートフォンで設定が可能
・GARMIN互換マウント
・マウント付属
・重量160g前後
・防水機能IPX6対応
・充電口USB-C
・モバイルバッテリー機能搭載

IGPスポーツ VS1200は1200ルーメンという非常に明るいライトとなっております。
もちろん1200ルーメンの光量で使用するのも良いのですが、このライトの最大の魅力は細かなカスタマイズができることです。
カスタマイズはスマートフォンの専用アプリから行います。
ではアプリの説明を致します。

■スマートフォンによる詳細設定

こちらがIGPスポーツ専用のアプリで自社製品のデバイスを統括的に設定やアクティビティを閲覧することが可能です。
今回のVS1200専用のカスタマイズ項目があり、順にご説明いたします。

・使用時間
現在選択中のモードの駆動時間が表示されます。
モードを切り替えれば各モード毎の駆動時間をパーセントだけでなく、残り何時間何分で表示されるのでとても分かりやすいです。
なかでも面白いのが消灯時に残りの待機時間が表示されます。
使用しない間でも放電により少しずつバッテリーが消耗するわけですが、その残量も細かく見る事が可能です。

・ヘッドライトモード
モードの切り替えを行います。こちらは本体のボタンを押下する事で同じ作用があります。
本体のみでは一巡しないと１つ手前のモードに切り替えができませんが、こちらなら直接任意で選ぶ事ができます。

・カスタムモード編集
モード切替の１つにカスタムモードがあり、そちらの細かな設定が可能です。
任意でお好きな光量で設定はもちろん、点滅であればその間隔まで秒単位で細かく設定が可能です。
標準の切り替えモードでは1200LM(HI)と600LM(MID)が固定されており、ローモードとされる300LMなどはこのモードで設定が可能です。
細かく設定しても先に説明した「使用時間」に反映されるので残りの駆動時間を見ながら細かく設定する事も可能です。
例えば今夜は５時間ほど走ると想定した場合、5時間でもっとも明るいルーメンに設定をする…っといった使い方が可能になります。

・インテリジェントな関数構成
自動消灯などを設定する事が可能です。
周囲の明かりを感知してトンネルに入れば自動点灯、トンネルを出て日中であれば自動消灯なども可能です。
また対応しているIGPスポーツのサイクルコンピューターと連動が可能です。

■グラフによる比較

こちらのグラフは１メートル先に照射したルクスを測定したものです。
上から順に今回のVS1200、キャットアイのVolt1700、旧Volt800、最後はガシロンV9D1600です。
それぞれの特製が全く違いますが、今回のVS1200の正面のルクス値が如何に高いか分かりやすい結果となりました。

※これは正面のみの数値で左右の光量や使用時間、価格など全く異なりますのであくまで参考値です。

光量、配光に関しては今では珍しいスポットタイプとなっております。
近年は左右に配光が広いフレア型が主流になりつつあります。
光りを一箇所に集中させるのではなく、周囲に広く照らす分散型の配光です。
フレア型は周囲全体を明るくする分、正面の明るさはスポットタイプに比べると何段階か落ちてしまいます。
逆にスポットタイプは左右の光量は落ちてしまいますが正面はとても明るく、より遠くを照らす事に特化した配光となっております。
なので巡航スピードが速い方にはいち早く遠くの障害物に気付くように遠くを照らすスポットタイプは相性が良いと思います。
今回のVS1200は定番ライトであったキャットアイの旧VOLT800を上回る明るさがあり、旧VOLT800を好む方には満足のいく光量、配光となっております。

実際に使用してみた感想ですが、スポットタイプの明るさは安心感が違います。
より遠くを明るく照らせる1200LMはとても魅力的です。
前方10Mを照らすように角度調整をするとほどよい配光となります。
また点滅であれば最長70時間、点灯(120LM)でも最長25時間も連続使用が可能という大容量バッテリー、残りの残量を時間で表記するなどロングライドにとても適した仕様となっています。
夜間走行はもちろん、デイライトとしても優秀ではないでしょうか。