今更聞けない道交法のお話し
■目次
■自転車にまつわる道路交通法は100種類以上あります
みなさんは自転車に関係する道交法をご存じでしょうか。
罰則の有無に関わらず、法律で115種類ものルールが定められております。
なかなか全てを把握するのは難しいかも知れませんが、その中でも特に厳しく罰則が定められている道交法があります。
以上の15種類に関しましては罰則が定められており、その内容はとても厳しいものとなっております。
警官が悪質と判断した場合は違反切符を交付され、処罰の対象となります。
この時に切られる違反切符が所謂【赤切符】と言われるものであり、送検され起訴となれば裁判所に出頭する義務が生じます。
そこで違反に対する判決が決定し、罰則が下されます。
もしこの罰則が決定しますと前科がつき、例え自転車でも厳しい現実に直面することになります。
■しかし現実はそこまで厳しくない
しかし自転車で赤切符が交付される事は本当に稀です。
っというのも違反に対する罰則が厳しすぎるというものがあります。
これは「違反者に対して赤切符しかない」というのが現状だからです。
(他に自転車指導警告カードというものがありますが、特に罰則などはありません)
信号無視をしたからといって全員が裁判にかけられて判決が下る…なんて聞いた事がありません。
もちろん、信号無視をした事で車や歩行者が危険な目に遭ったり、それこそ事故でも起これば話は別ですが、たいていの場合は口頭注意で済まされるのがほとんどです。
理由としましては違反に対する罰則が厳しすぎて警官もなかなか検挙するっというわけにもいかないんです。
実際に赤切符を交付するには現場の手続きだけで40分以上かかりますし、裁判所に出頭となれば検挙した警察官も立ち会う必要があるなど、全てを取り上げていたら余りにも人も時間も足りません。
そのため、悪質でない限りは口頭注意または自転車指導警告カードで済まされているのが現状です。
■2年以内に施行される青切符制度
そこで導入が決定しているのが【青切符】制度です。
こちらは赤切符を交付する1つ手前の手段です。
「反則金を支払えば赤切符の手続きを免れられる」っという内容です。
現在の車やバイクではお馴染みですよね。
赤切符は【刑罰】であり、立派な罰則です。前科が付く場合があります。
しかし青切符の【反則金】は罰金刑ではありません。もちろん前科もつきません。
手続きも容易なため、警察官も赤切符に比べて青切符であれば交付しやすくなります。
なので現状では「口頭注意で済むわぁ〜」っと甘く見ているとその内キツイお灸を据えられる事になりますので、今まで軽くみていた人は要注意です。
■自転車の交通ルールとは?どこで学ぶ?
交通違反をされた方の大半は「違反と分かっていたが急いでいたから」など自分のワガママで交通ルールを守らない人が大半でした。
しかし、違反だと知らなかったという人も少なくはありません。
自動車の運転免許と違い、きちんと学べる場所がないのも現状です。
とはいえ知らなかったでは済まされません。
こちらは警視庁のホームページです。
こちらをしっかり見れば最低限の交通ルールを学ぶことが出来ます。
自分は大丈夫。っという方も再度、確認をすべく一読されることを強くお勧めします。
■ルールだから守る。ではありません
車道はとても危険です。事故になれば怪我や死亡に繋がる事になります。
万が一自分が軽症でも高価な自転車が壊れることもあり得ます。
そのための交通ルールであり【交通ルールを守る事】を前提としたシステムです。
誰かが違反をすればこのシステムは簡単に崩壊してしまいます。
もし怪我をすれば生活にも支障を来します。仕事や学業が出来なくなる可能性もあります。
場合によっては後遺症が残る可能性もゼロではありません。
自分だけの怪我ならまだ我慢をすれば済みますが、もし相手を怪我やそれ以上の事がおこれば後悔の念も生まれます。
「自分や相手の生活を守る」ということを再度念頭に置いて道交法を守り、安全に自転車を楽しみたいですね。
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