「輪行袋を畳んで収納袋に入れるのが苦手」 って方が多いらしいですね。元々入っていたものですから、入らないはずはないのにと思うのですが、苦手な方の畳み方を見てみると、あることに気が付きます。
- 折りたたむ時に角々をしっかりあわせておらず、空気で膨らんだまま畳もうとしたり、簡単に言うと、手つきが雑。
ワールドサイクルの輪行講座では「パーフェクトな輪行袋の畳み方」もお教えしておりますので、その秘伝の方法を余すことなくご披露いたします。
使用するのは、前後輪を外して縦型に収納する巾着タイプの「R250輪行袋」。オーストリッチの輪行袋「L-100軽量輪行袋」 「SL-100超軽量輪行袋」 もほぼ同じとお考えください。
ジッパータイプのオーストリッチ「E-10」 「ロード220」 「ロード320」 「ロード520」は収納袋の大きさが異なりますので、この折りたたみ方とは少し異なります。
その1 巾着袋を完全に広げて、肩紐を出す穴を上に向けて広げる。
巾着紐が中途半端だと綺麗に折りたためません。自転車を組み立てるときに、完全に開いておきましょう。
袋の左右を見分けるポイントが、肩紐を出す穴です。こんなポーズで輪行袋を広げてください。
その2 袋の底を持って、半分に折りたたみます。
ポイントは肩紐を出す穴のある角を合わせることです。
その3 更に半分に折ります。
その4 口紐の部分が三角形に余りますので、そこを折り返します。
その5 更に半分(細く)にします。
この状態で、収納袋の幅と同じになりました。
その6 細長くなったところを、半分に畳みます。
その7 さらに半分に畳みます。
ポイントは、ピッタリ半分に畳まずに、「6:4」くらいに畳みます。
こんな状態です。
その8 フレームとホイールを固定するストラップと肩紐を、収納袋の幅くらいにまとめます。
その9 ストラップ、エンド金具、スプロケットカバーと一緒に丸めます。
このとき、フレームカバーのマジックテープの雄雌が向かい合うようにすると、ちょっとだけ留めることが出来ます。
フレームカバーの幅が輪行袋の収納袋より少し大きいので、ストラップは端に寄せておきましょう。
さらにフレームカバーで巻きます。
その10 巻いたものを”あんこ”にして、巻きます。
巻き始めは、ばさばさしたほうからはじめるのがポイントです。この時点で空気は抜けていますので、空気が抜けるとか抜けないとかを気にする必要はありません。
ぎゅーっと体重をかけて、硬く巻きます。
ばさばさしたほうから巻き始めたので、最後は折り返したほうになります。
スッキリしているでしょ。逆だと折り畳み傘のようになって、手が小さい、握力が小さい人だと、収納袋に入れるのに苦労します。
その11 収納袋に入れます。
この状態で既に収納袋より太いということは無いと思いますが、入りにくい場合は無理やり突っ込むのではなく、回しながら入れてみてください。
最後は少しだけ中身のほうが膨らんでいるかもしれませんね、でも大丈夫。
収納袋の巾着紐をぐいぐいっと引っ張れば、ピッタリ袋に収まります。
完成!
その12 お手入れについて。
次回も気持ちよく輪行する為に、輪行袋は綺麗にしまっておきたいですね。雨などにより緊急避難的に輪行した場合は、自宅に帰ってから輪行袋を陰干ししておいて下さい。濡れたままだと、カビが生えたり、臭~くなったりしますよ。傘と一緒ですね。
汚れたからといって、洗濯機で洗うなんてご法度です。裏のコーティングがはがれてボロボロになります。洋服じゃないですから。どうしても洗いたいという場合は、テントや寝袋のようなアウトドアグッズ用の洗剤などで、こすらず優しく押し洗い程度でしょうね。私はそこまでしたことがありませんので、自己責任でお試しください。
輪行袋で汚れるのはタイヤやチェーンの汚れがうつる裏側です。外側はほこり程度でしょうから、それほど気にするものではないと思います。あまりにも汚れたり、破れてしまったら、買い替えをご検討ください。
動画でもご紹介
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG