ロードバイクに乗り始めて1年半。
最初は購入した自転車店の駐車場で試乗して、「曲がる」という操作ができないところからのスタートでした。
そこからあちこち連れて行かれ、二度の立ちゴケも経験し、ビンディングシューズにも慣れました。
自分としては、「そこそこ乗れるようになってきた」と思っていた矢先のこと。
職場のI先輩から、メールが届きました。
みっちり4時間の講座で、お値段は10,000円。
けっしてお安いものではございません。
正直ちょっと悩む金額ですが、I先輩の強い圧、、、もとい、勧めもあり、
一度参加してみることにしました。
ということで、「柳原康弘のロードバイク基礎テクニック講座 前編」に参加してきました。
講座の冒頭で柳原先生がおっしゃいました。
この講座を受けたことによって、すぐにテクニックが向上するというようなことは、ありません。
えっ、、、!?
先生がおっしゃるには、今日のこの講座は「できるようになる」為のものではなく、
「できないことに気がつく」為のものである、と。
でも、できないことってなんだろう、、、?
ちなみに今日はフラットペダル推奨、フラットシューズ推奨とのこと。
私も、フラットペダルに普通のスニーカーで参加しました。
まず、座学からのスタート。
- 自転車はどうやって進むの?
- お箸はどうやって持つの?
- 人間はどうやって立っているの?
参加者一同、最初はきょとんとした顔で聞いています。
ひと通り話が終わると、いざ自転車に乗っての実践へ。
サドルにまたがります。そのままハンドルから手を離します。
こ、こわい、、、!
片足のつま先がぎりぎり床につくような状態で、プルプルしながらサドルにまたがります。
前に進みそうな恐怖と、右側に傾く恐怖に耐えられません。
前半は午前中いっぱい使ってひたすらサドルにまたがるという、おそろしい講座でした。
お尻は痛いし、足はつりそうだし、何よりもものすごく怖いのです。
でもそのおかげで、日頃どこでバランスをとっているのか、自転車の「まっすぐ」とはどういう状態なのか、
体で実感することができました。
午後からは時速5km未満で走行するという、これまたおそろしい内容。
頭ではわかったつもりでいるのに、体が思うように動かない、、、
いやむしろ、動かなくていいところが動いてしまう、、、
いつもは気にもしていないことですが、自分の「癖」がぼろぼろと露呈していきます。
力を抜くということの難しさ!
でも、バランスをとることに慣れていくと、恐怖が徐々に減っていきます。
どこに足をつけば転倒しないのか、体が覚えていきます。
みっちり4時間の講座を終えてみて感じたのは、自分がいかに無理矢理バランスをとっていたのかということでした。
なぜ右折を怖いと感じるのか、なぜ下りが苦手なのか。
最初におっしゃっていた「できないことに気がつく」とは、こういうことなのか、、、!
目から鱗だらけの4時間。10,000円は安いとは言いませんが、妥当なお値段だと思います。
後編もただいま予約受付中です!
他の参加者の感想はこちら
ロードバイクの乗り方について、きちんと習ったことがないままだったので、今回受講させていただきましたが、これまで適当に乗っていたのだと痛感しました。きちんと座ってバランスを取るというところができておらず、ハンドルで無理にバランス取ろうとしていましたが、習ったことを随時復習して、無駄な力みのない乗り方ができるようになりたいです。
ロードバイクに乗り始めて1年半、下り坂にも少しずつ慣れてきて「そこそこ乗れている」と自分では思い始めていたタイミングでの今回の講座でした。最初、サドルに座るだけ、という言葉にしたらとても簡単なことから始めたにも関わらず、想像以上に難しい、、、
私の場合はまず、恐怖を取り除くことに時間がかかりました。
自転車が右側へ傾くことへの恐怖、これが何よりも大きく、ペダルに足を乗せるという簡単な行為すらおそろしい。それが原因で右カーブが苦手だということを痛感しました。自分ができていないこと、どの部分が苦手と感じているのか、どういう時にこわいと感じるのか、また、恐いと感じたときどういう対応をとっているのか。日頃なんとなく「乗れている」気になっていましたが、客観的にひとつずつ見ていくことで自分の癖がよくわかりました。少人数で4時間みっちり教えていただけて、とても充実した講座でした。
講習受ける前から、受けた後もこれが何の役に立つのかピンときておりませんでした。自宅に戻り、ノートにまとめている時に、ちゃんと乗車していない事によるロスが大きな影響があることが分かってきました。更に勉強し、練習して、ちゃんと乗れるよう頑張ろうと思います。
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