シマノのSTIレバーが、6600から6700に代わったとき、真っ先に気になったのが、レバーの付け根のメカがむき出しの部分。6600ではこんなこと無かったのですが、何故なんでしょう?
シフトワイヤーが内蔵式になったことも、レバーが外に向いていることも、ブラケットの握り具合も、どれもすばらしい改良だと思ったのですが、いかんせん、このむき出し部分はひどすぎると思いました。(上の画像の青い丸の部分)
今でこそ慣れましたが、最初の頃は人差し指と親指が気になって気になって。エッジの聞いた金属部分が指に触れるってインターフェイスとしてひどく無いでしょうか?
シマノがやらないとなれば、別のブランドが改良したパーツを作ってくれました。ハッズです。
下の画像をご覧ください。左はシマノの純正ブラケット。メカがむき出しです。右がハッズ。ブラケットの一部が巨大化していて、むき出しのメカをカバーしてくれています。まあこれでもカバーしているのは横だけなので、完璧ではないのですがそれでもまだましです。
ハッズとシマノの違いは他にもあります。赤両矢印の部分が長いので、ドロップハンドルに取り付けると、
このようにレバーとの付け根が折り返すように、隙間を埋めます。
シマノ純正は、この境目はこう、普通ですよね。
ハッズの最大の特徴といえば、レバーの下のこぶです。コレ、なんかいい感じなんですよね。指圧棒というか。
ブラケットのゴムの質感を比較して見ますと、シマノのほうが肉厚です。丈夫そうですね。
昔6600のハッズのレバーを使用したことがありましたが、耐久性という点では、シマノに分があります。長く使うとよれてくるのは、ゴムの厚みが影響しているのでしょう。
でもシマノは黒色しかないんですよね。こんなに目立つ部分なのに、地味な黒色しか無いって、シマノさん。硬いというか、無難というか、安全パイというか。
まぁそうでもしないと、サードパーティメーカーの出る幕が無いんですけどね。
このブラケットを交換するには、ブレーキワイヤー、シフトワイヤー、バーテープの3点全てを交換するタイミングしかありません。年に一度のオーバーホールの時には、ブラケットのカラーを遊んでみるというのはいかがでしょうか。
STIレバーをドロップハンドルから取り外し、ブラケットをぐいっとめくってはがします。
ワイヤー全とっかえ。カーボンハンドルの表面の化粧カーボンは、無残です。見えないところなので全然いいのですが、見てしまうといい気分はしませんね。
ちなみに11スピードのアルテグラ(6800シリーズ)およびデュラエース(9000シリーズ)はこの下側の隙間からメカがむき出しにならないように、改良されています。こんな感じ。
105(5700)対応品には、コブがありません。
- ご注意ください。105(5700)対応品はこちら
ご注文はコチラから
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG