今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

初めて後輪固定式ローラー台を使用する方向けに、コレだけは知らないとケガをする、もしくは恥ずかしいかもしれないお約束事をご紹介します。

その1 クイックレバーは鉄製をお使いください。

今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。ローラー台によって鉄製のクイックレバーが付属するものがありますが、付属していない場合でも、必ず鉄製のクイックレバーをお使いください。ローラー台がクイックレバーをがっちり挟んで固定しますので、軽量なアルミ製クイックレバーだと破損する場合があります。また、アルミ製クイックレバーの多くは、レバーを倒すと締る構造が外側に出ているタイプ(外カムタイプ)がほとんどです。そのタイプの場合、レバーを挟んで保持する部分が無いため、固定することすら出来ません。レバーを倒すと締る構造が外側に出ている鉄製のクイックレバー(外カムタイプ)をご使用ください。
後輪のクイックレバーは、走行中に追突されて外れてしまわないように、前向きに固定するものですが、ローラー台の固定部分によってはその方向だとしっかりと固定できない場合もあります。その場合は、レバーが後ろ向きになってもかまいません。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その2 指定空気圧にしましょう。

ローラー台の種類によって、タイヤを自重でローラー部分に押し付けるタイプと、レバーでローラー部分をタイヤに押し付けるタイプがあります。後者の場合はローラー台の説明書にしたがって、適切な圧力で押し付けてください。緩すぎると負荷がかからず、強すぎると負荷が強くなりすぎます。

ここで重要なのは、タイヤの空気圧です。原則としてタイヤのサイド部分に書かれている指定空気圧に従ってください。もしくは普段屋外で走るときと同じ空気圧にしましょう。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その3 バイクを水平にしましょう。

後輪固定ローラー台の場合、後輪が地面から浮きます。このローラー台の場合、7cmも浮いています今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。専用品ではなくても、木材とか工具箱でも特に支障はありません。この手のもので一番安い、コレを使って見ましょう。

あれ、この台低いですね。4cmしか高くなりません。
今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。これではまだ下り坂ですので、丁度厚さが3cmの木材を敷いてみました。これでピッタリ7cm。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。サドルを水平にセットしている方であれば、背景の障子とか、タンスとか、そういったものでも確認できますよ。

あえて前輪を高くして、ヒルクライムの練習をするという方法もあります。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その4 タオルを用意しましょう。

季節にも寄りますが、ローラー台の上では風が無いので大量の汗が滴り落ちます。そのままでは床が汚れますし、ステムやヘッドパーツのあたりが、汗の塩分で錆びてしまいます。ここにはお気に入りのタオルを乗せておきましょう。ハンドルに固定するタイプもありますが、時々手に持って拭くほうが効率的です。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。ローラー台のメーカーからは、バイクにセットできる専用のタオルも発売されていますが、膝が当たるかもしれませんのでご注意ください。ここは普通のタオルで充分かと。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。いつの間にかセットされていましたが、ローラー台専用のマットも必需品です。振動でローラー台の脚で床を傷めません。タオルを拭き取れずに汗が床に落ちる場合もありますし、タイヤとローラーは削れてカスが出ますので、ローラー台を直接床に敷くのはオススメではありません。
お風呂マット裏ワザとしては、「お風呂マットを2枚」使うという方法もあります。分厚すぎるとふわふわしますが、圧倒的に安いという点で、学生ライダーなどには定番技だそうです。

 

 

 

その5 水分補給

実際に走行するのと同じように、水分補給も大切です。室内で脱水症状になってしまう場合もあります。

中身は水ではなく、塩分も補給できるスポーツドリンクがオススメです。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。さてと、基本的なところはこんなところですが、ワンランクアップするための技をご紹介しましょう。

その6 ローラー台専用タイヤに換える。

ローラー台の上でも、実際の走行と同じようにタイヤがゴムは削れます。ローラー台の上では、転がり抵抗の低さや、グリップ、耐パンク性能や振動吸収性など必要ありません。だから高いタイヤではもったいない。そこで、各社から「ローラー台専用タイヤ」と言うものが発売されています。

普通のタイヤと何が違うのかといいますと、
  • なるべく音が静かで
  • 発熱量が少なく
  • 磨耗しにくいタイヤ
と言うことになります。実際のところ、音に関してはタイヤが原因と言うよりは、ローラー台の負荷ユニットや、空気をかき乱す車輪の回転が原因ではありますが。

ローラー台専用タイヤは屋外での使用を想定していないため、紫外線による劣化対策を施していません。各社から発売されているそれは、屋外での実走行は出来ないとお考えください今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。ローラー台で走るたびに、ローラー台専用タイヤに取り替えるというのは、全く現実的ではありません。そのため、安価な後車輪に安価なスプロケットと、ローラー台専用タイヤをはめた、ローラー台専用ホイールを用意しておくのがオススメです。ローラー台でトレーニングする時は、後輪だけ付け替えるということです。
今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。ローラー台で使う準備が着々と整ってきましたね。でも、まだまだです。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その7 ブレーキ禁止

ローラー台で回す場合、後輪のブレーキは絶対に使ってはいけません。勢いよく回っている後輪に急ブレーキをかけると、後輪とローラーとの摩擦が急上昇し、タイヤもしくはローラーが激しく磨耗します。樹脂製のローラーを使用したモデルになると、一瞬で溝になってしまって、使い物にならなくなってしまいますよ。

そうならないためにも、あらかじめ後ブレーキのクイックレバーを緩めておきましょう。これならついうっかり後輪のブレーキをかけても、強いブレーキにはなりません。ローラー台に自転車をセットしたままの場合、ついうっかり家族や来客が急ブレーキをしてしまうかもしませんので。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その8 スピードメーターは後輪で測るタイプですか?

スピードメーターには、前輪の回転数で計測するものと、後輪の回転数で計測するものがあります。後輪固定式ローラー台の場合、当然ながら前輪の回転数で計測するスピードメーターは使えません。
スピードメーターを購入する際は、そのあたりも条件に入れておくと良いでしょう。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その9 ローラー台トレーニングは暇です。

実際の走行では、周りの景色が変わります。ですがローラー台では景色は変わりません。とても暇です。

暇だと面白くありませんので、すぐに飽きてしまいます。そうならないように対策しましょう。

例えば、
  • テレビを見る
  • ロードレースのDVDを見るのも良いですね
  • 音楽を聴くのも良いでしょう
  • 最近だとスマートフォンやタブレットで動画を見るのも良いですね。
ただし、ローラー台はうるさいです。各社静かさをウリにはしておりますが、やはりうるさいです。家の構造にもよります。一戸建てで隣の家と充分なスペースがあるのと、マンションでは全く違います。

それに負けずにテレビのボリュームを上げると、近所からクレームが来るかもしれません。そうならないように、音はヘッドフォンで聴くようにするのがオススメです今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。
スマートフォンやタブレットをハンドルに固定しておくためのホルダーと言うのも、各社から発売されています。

ただし、タブレット用はかなり大きいため、室内専用のものがほとんどです。
 

今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。

その10 LAST  扇風機も必需品

最後になりましたが、これが最初に紹介すべきかもしれませんね。タオルのところでも触れましたが、やっぱり大量の汗をかきます。夏なんてそりゃもう大変です。

熱がこもって熱中症の危険性もありますので、扇風機を用意しましょう。

普通の扇風機であれば、前輪のすぐ前、メモリは最強にしてください。それでも実際の走行中に受ける風よりは弱いと感じるでしょうね。そんな時は、業務用に使用される、工場扇と言うものがオススメです。家庭用扇風機に比べると、かなり強力です。ホームセンターで探してみてください。今さら人に聞けない、ローラー台でこぎ始めるまでのお約束事。
さて、これでようやくローラー台トレーニングをはじめる準備完了です。服装ですか? そりゃもう室内ですからどうぞご自由に。気合を入れるために、ヘルメット・アイウェア・ジャージ全て着用するもよし、上半身裸で短パンでも良いでしょう。ただレーパンをはかないとサドルの高さが変わってきますので、本気トレーニングの場合はレーパンだけは履いたほうが良いでしょうね。

ビンディングシューズは必須です。

あとは心拍計をつけるなり、ペダリングモニター(パワーメーター)を参考にするなり、インターバルトレーニングをするなり、加圧トレーニングをするなり、それぞれの方法で、お楽しみください。