サイクルモードインターナショナルinインテックス大阪、行ってまいりました。二日間の私のお仕事は、「ド真ん中耳よりステージ」での輪行講座を二日間。それと、ここで初めてスポーツバイクに乗るという初心者の方対象の「試乗前レッスンコーナー」の2つ。
まずは輪行講座。なんと開始30分前から前方の50席が満席に。開始直前にはすでに立ち見のお客様がずらり。輪行というものに対しての注目度の高さを再確認。
司会は幕張のときと同じく星野さんと、インテックス大阪からの酒井アナウンサー。お二人の軽快な進行になんとか付いていきながら、輪行袋に収納するためのテクニックをご紹介していきます。
お集まりいただいた皆さんに輪行したことがあるかどうかをご質問したところ、3~4割の方が経験者。でも途中で2回クイズ問題をしてみますと、正解率は半分以下。輪行マニュアルってネットで検索するとたくさん出てきますが、どれも肝心なところはスルーしているんですよね。それに見るのとやるのとでは大違い。
ワールドサイクルの輪行講座の原則は、「軽く、コンパクトに、傷つけない」ところですから、収納するときのハンドルの向きやペダルの位置、結束する位置などをいちいち理屈をつけて決めていきます。
担ぎ方も重要なポイント。酒井アナに実際に担いでもらうと、自己流で持ち上げたときに感じる重さとの違いにびっくり。この方法なら女性でもすんなり担ぎ上げることができるのですよ。
初日の輪行講座は、おまけつき。30分の本番のあと、ステージ手前でもう一度流れをご説明させていただきました。このくらいの距離感だと、手元がどうなっているのか良くわかりますよね。
講座をごらんいただいた方へのプレゼントとして、ワールドサイクル特製輪行マニュアルをプレゼント。300枚後用意しましたが、2回の講座であっという間に完売。ありがとうございます。
講座の後で、長距離ライドを専門で楽しまれているグループ「自転車大王」のメンバーの方から、「今まで散々輪行してきたけど、知らんことがいっぱいあったわぁ。やっぱりプロは違うわ」と感想をいただき、自称(?)輪行マイスターの私も一安心。業界関係者の方も大勢見にこられていたのですが、今のところ苦情はいただいておりません・・・・・
二日目の講座の前に、ミーハーショット炸裂です。実は酒井アナ、プライベートでもロードバイクを乗られており、お友達とグルメ&おしゃべりライドを楽しまれているそうです。ガッツリとチャリガールだったようで、今度はご一緒にサイクリングを楽しみたいものです。
さて、もうひとつのお仕事は、「試乗前レッスンコーナー」
最新の高級ロードバイクを試乗することができるというのが、このサイクルモードのウリのひとつですが、まだこういったスポーツバイクに乗ったことがないという方が、どんなもんかなぁ~とご来場いただけるのがこのイベントのもうひとつの顔。
となると、ドロップハンドルのスポーツバイクというものに乗ったことがないという方がいきなり試乗するの?
専用の試乗コースをご用意しておりますので、走る環境は安全だとしても、走り方や変速操作、ブレーキ操作すら知らずに走る人がいては、楽しく安全に試乗していただくことはできません。
そんな方のためにあるのが、この「試乗前レッスンコーナー」。
自転車ショップのプロたちが、台の上に固定した自転車に乗った参加者の方々に、変速やブレーキ方法、走り方を短期間でお教えします。
1週間前の幕張会場と同じく、大阪でも女性参加者が多い。レッスン前に質問してみると、やはりほぼ全員がこのようなドロップハンドルのスポーツバイクに乗るのははじめて。
変速レバーのどこをどう動かせば、ギアが変わるのか? ギアの重い軽いの違いって? 最初は下を見ながら恐る恐るレバーを動かしていた方も、10分ほど練習するだけで、下を見ないできちんと前を向いて変速操作をすることができるようになりました。
いやまぁ、それにしても女性多いです。
まるで意図的に女性ばかり撮影しているのですか?
そんなことは、、、あります。
これでようやく、この試乗コースを安全に楽しく走ることができるというものです、ね。
試乗コースで走る方を見ていると、明らかにスピードを出しすぎの方、コース途中で立ち止まってスマホを操作されている方、ヘルメットが上向きでおでこ丸出しの方、お友達と併走しておしゃべりしながら走っている方、コーナーでハンドルが切れすぎて柵に激突している方、などなどが。危ないですよねぇ。
1回のレッスン時間とレッスンバイクの台数の都合上、今回は1日250名くらいが限度でした。レッスンコーナーまでに1時間半以上お待ちいただいたときもありましたが、そんな試乗コースを見ていると、レッスンコーナーは絶対に必要だと感じました。
それにしても今回のサイクルモードのMVPは、弱虫ペダルでしょうね。昨年の渡辺航先生のトークショーやサイン会に押し寄せ要る女性ファンも多かったと思いますが、今年はさらにすごかったと思います。時々ポストカードを手にリドレーのブースなんかに現れていたのですが、その都度行列ができていました。
私は用事があってサイクルモード実行委員の控え室に行ったところ、偶然テレビで拝見したことのあるこんな方々にお会いすることができました。
大和田常務・・・・ではなく団長さんと、最近は「ネプ&イモトの世界番付」で私の娘も知ることになったサッシャさん。すかさずミーハー写真をゲット。サッシャさん大きかったです。
そういえば、大阪二日目の開場前、メインステージの前をぶらぶらしていると、ラジオ番組のサイクリングロケでガイドをさせていただいたET-KINGのテンさん、サンコウさん、クラッチさんとばったり。(その1) (その2)
ちょうどそのとき私が乗っていたルイガノのロードバイクにも興味津々。価格の違いやフレームの素材について質問してくれました。特にテンさんは、最近ロードバイクに猛烈に興味があるようで、実はライブの後も、会場内のブースを見学されているところを、私はこっそり目撃しましたよ。
リハーサルで一曲だけ最前列で拝見させていただきましたが、メッチャ得した気分。プロの声量と歌のうまさにブルッとキマシタ。
それにしても、サイクルモードインテックス大阪。いろいろ言われているように、出展メーカーが幕張と比べて相当少ない。終了時間が1時間早く、出展社も半数くらい。これで同じ入場料といわれればたしかに私でも疑問に思います。2台目3台目の自転車を探されている方には、物足りないと感じるのは否めません。
ですが試乗前レッスンコーナーをお待ちのお客様にお話をお伺いしすると、やっぱり皆さん初心者です。マウンテンバイクとロードバイクの見た目の違いくらいはわかっていても、ロードバイクのメーカーも知らなければ価格の違いもまだご存知ありません。
「ロードバイクってそんなに速いの?」
というように質問にも、時間のある限りお答えさせていただきました。すると皆さん一様にすっきりとした笑顔で感謝していただいたのですが、むしろ私の方こそお役に立てたことで嬉しくて仕方がありませんでした。
そんな今は初心者の方が抵抗感なくスポーツバイクの世界に脚を踏み入れるためには、このサイクルモードはなくてはならないものだと思います。初心者の方には、これくらいのメーカー数でも十分すごいんです。サイクルショップ以外で、スポーツとしての自転車の質問・疑問にリアルでお答えできる場、それがサイクルモードですよね。
それでもこのまま出展メーカーが減り続けるようなら、来年のインテックス大阪は2ホールだけ・・・・いや存続さえ危ういかも知れません。最近出展していない有名メーカーさん、問屋さん、このままでいいのでしょうか?
日本人のプロロード選手も、サッカーや野球、フィギアスケートや体操選手のように、世界のトップレベルで戦っており、人気も実力もワールドクラスです。こんなこと10年前には考えられませんでした。
7年後には東京五輪が決まりました。車社会から自転車へ、スポーツとしての自転車がもっと身近になるよう、みんなで作り上げていきたいですね。
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