シクロクロスレースが全国で盛り上がっていますね。
この時期の自転車乗りの間では、「シクロクロスでぇ~へんの?」 といった会話がお約束のように繰り広げられます。 そんな時、お約束として返ってくる言葉が2つあります。
「え~ドロドロになるの嫌やねん!」 「転んで怪我する人多いんちゃうの?」
いずれもはっきり言って、誤解です。たしかに本場のシクロクロスレースや、国内でも有名なレースになりますと、ドロドロのグチャングチャンでリアディレイラーがもげてしまったような画像がここぞとばかりにクローズアップされたりします。
ですが実際のところ、「 シクロクロス = 泥 ではありません 」。レース後洗車など全くしなくても、そのまま車に積み込んで帰ることのできるシクロクロスレースも少なくないのです。
かくゆう私岩田、関西シクロクロスに2007年から毎年3~5レースほどエントリーしていますが、ドロドロになるのは、そのうち1回か2回程度。 当日朝の天気予報で雨が確実だと、行かなかったこともあります。現地に到着したら前日の雪で真っ白だったため、帰ったこともあります。
雨や泥でも走ること自体は嫌ではありませんが、その後の洗車や車に積んで帰る時のことを考えると、できれば泥レースは避けたいと思うのが、私の本音。
関西シクロクロスのマキノ高原のコースは、ほぼ前面芝生で、爽快。
もうひとつ、怪我しそうで危ない?という件について。これはもうはっきり言って、ロードレースより安全です。
何よりスピードが遅いのと、アスファルトで転ぶより土の上で転ぶほうが断然怪我しにくいからです。シクロクロスバイクのフロントのアウターなんて、40tとか42tですから。ロードの50tとか52tよりスピードが出るはずもありません。しかもほとんどフロントはインナーですし。
もちろん、ぽてっと転ぶ回数は多いかも知れません。でもスピード出ていませんから、ちょっとすねを打ったとか、あいたたたたたって程度です。ロードレースの場合、残念ながら救急車のサイレンを聞くことは珍しくありませんが、シクロクロスではほとんど無いといっていいでしょう。擦り傷程度は、まぁありますけどね。
そんな理由で、シクロクロスは泥だらけとか、怪我しやすいというのって、全く違うとは言いませんが、あくまで一例。泥じゃないシクロクロスも、怪我しないシクロクロスも沢山あります。
私がシクロクロスで一番好きなところは、短時間でのガチンコかけっこ勝負。自分の心肺機能と筋力とちょっとのテクニックを使いきり、限界まで追い込めるところ。世間ではそういうのを、「ドM」なんていうのかもしれませんけど。
専用のシクロクロスバイクが無くっても、試しに走ってみるならマウンテンバイクで十分です。食わず嫌いはもったいない。物は試し、シクロクロスレースで遊びませんか?
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