夏の高校野球。
球児達の一生懸命な姿を見て、訳もなく泣けてくる管理栄養士のカワナミです。
でも泣いてばかりはいられませんっ。←そんなに泣いてない
炭水化物について、私も一生懸命に伝えたいと思います!
前回、この図を見ていただきましたね。
なぜか炭水化物が悪モノ扱いされがちな世の中。
しかし、炭水化物という栄養素をじっくり見てみると、実は糖質と食物繊維を含むものだったり、その糖質にもいくつか種類があったり(食物繊維も然り)するのです。
ちょっと話はそれるのですが、私は「適材適所」という言葉が好きです。
個人的には、完璧な物や人はいないと思っています。
それぞれに弱点はあるけど、何か他より優れた点も持っているはず。
そういう物や人が協力しあって素晴らしい物を作ったり、素晴らしいことを成し遂げていくんじゃないかと・・・。
そんな考えのもと、栄養素も適材適所で何かに偏るのではなくバランス良くとったり、タイミング良くとることによって、健やかな体(アスリートにとっては素晴らしいパフォーマンス)が維持できると思っています。
話は戻りまして・・・。
糖質の適材適所を見るために、糖質の種類をご紹介したいと思います。
ブドウ糖やらグリコーゲンやらは、ちょこちょこ耳にすると思います。
(私のこのブログでも度々登場してますしね)
でも、単糖類や少糖類、多糖類はあまり聞かないのではないでしょうか・・・?
ということで、まずこれらの特徴を。
- 単糖類:1個の糖からなるもの。
- 少糖類:単糖が2~10個結合したもの(結合数によって二糖類、三糖類などと呼ばれる)。
- 多糖類:単糖が多数結合した高分子化合物。
ベースとなるのが単糖類で、それらの組み合わせによって少糖類や多糖類になるのです。
例えば・・・
- ブドウ糖+果糖=ショ糖(砂糖の主成分)
- ブドウ糖+ブドウ糖+ブドウ糖+ブドウ糖+ブドウ糖・・・・・=デンプン、グリコーゲン
糖が1個のものもあれば、何個もくっ付いているものもある・・・この違いが、実は吸収速度に関わっているのです。
この吸収速度の違いを理解しておけば、どの糖質が良い・悪いではなく、このタイミングの時はこの糖質、この目的の時はこの糖質・・・という感じで使い分けができると思います(これぞ適材適所!)。
そんな吸収速度の違いについては、また次回お話することにします。
(まだまだ続く・笑)
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