いまやブルベとロングライドの必需品、大型サドルバッグ。元祖「レベレイトデザイン」をはじめ、現在当店で一番人気なのが、「アピデュラ」。
「ブラックバーン」 や 「ティンバック2」 「ジャイアント」 などからも同様のコンセプトでより安いタイプが発売されているにも関わらず、アピデュラの人気は衰えません。
人気の理由は、3サイズと豊富なラインナップ、それと圧倒的な軽さ。一見どれも同じように見えるサドルとシートポストへの固定方法も、アピデュラが最も揺れにくいと評判です。もともと防水性の高い生地を採用しているため、ちょっとの雨では防水といえるくらいの性能です。ただし縫い目のシール加工は完璧ではないので、耐水性とうたっていました。
今回発売されたのは、生地を針と糸で縫い合わせるのではなく、溶着することでより耐水性を高めたドライタイプ。オルトリーブのバッグでよく見るアレです。
日本は雨が多いので、防水タイプというのはとても重要です。
サイズはコンパクトタイプとほぼ同じですが、縫い目が無いためより軽量になりました。 防水なのに軽いというのはかなりポイント高いです。
縫い目の部分で硬くなることも無く、手に持った感じでも明らかに軽くなっています。ストラップや走行中にウィンドブレーカーなどとちょっととめておくことのできるバンジーコードなどは、従来タイプとほぼ同じ。
容量と重量、取り付けたときにサドル下と後輪の間のクリアランスがどれだけ必要かをまとめてみました。
あくまでもサドル下と後輪との最短距離が基準ですので、フレームサイズだとかフレーム形状がスローピンガだとかは関係ありません。逆にサドルが低くても、小径車だと、取り付けしやすくなります。
ある程度余裕を持った表記ですが、サドルバッグはギチッと取り付けてくださいね。中身の重さで多少垂れ下がったり、揺れたりしても後輪に触れないようにしてください。
ウェブで使用している方の記事を見ていると、フレームのシートステーにゴムを巻いて滑りとめにしている方もいるようです。
コンパクトタイプと並べてみると、ほぼ同じサイズ。
通常のタイプや本体の前側部分に型崩れを防止するための芯が入っています。ドライタイプは、内側に黄色い肌触りのよさそうな芯が入っています。これは内側にピッタリ挟まるように出来ていますので、取り出すとはめるのはしんどいですよ。
ロードバイクには何もつけないのが一番快適ですが、普通の方が走るのはサポートの付いたレースではありません。荷物を背中に背負うのとバイクに積むのとどっちが良いか?
バイクに積むならキャリアをつけるのか、アピデュラのようにサドルバッグやフロントバッグに分散させるのか?
サドルバッグに重いものを載せれば重心は高くなるので、ダンシングで揺れるとか、バイクにまたがるときに脚が当たりやすいとか、バイクの重量配分が後寄りになって下りのコーナーで振られるとか、何かしらやっぱりデメリットはあります。
冬は衣服が分厚いのでバックパックでもそれほど気になりにくいと思いますが、夏はやっぱり暑い。
どこを優先するかで、装備は変わります。これが絶対良いという方法はありませんので、試行錯誤してみてくださいね。今アピデュラを選ぶ人が増えているというのは、間違いありません。
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