携帯ポンプといえば、
- 手で入れる。
- 足で入れる。
- 炭酸ボンベで入れる。
の3種類でしたが、ついに電動式ポンプで入れるという選択肢が増えました。これまでにも電動工具メーカーから電動ポンプ(左の画像 BOSCH製)は発売されていましたが、ツーリング中に携帯できるというものではありませんでした。
そこで今回発売されたのが、
UOMI Smart Air Pump M1 電動携帯ポンプ USB充電
ホンマに使えるんかいな?
ということで、緊急実験スタート。
本体を充電して、本体とバルブを接続。
充電(約3時間)するにはマイクロUSBコードが必要です。何故か付属しませんので、その辺のUSB充電式ライト等で使っているものをお使いください。無ければ電気屋さんか、百均ショップで購入できます。
左側のボタンを長押しすると、電源が入ります。右上のボタンで空気圧の単位(psi,bar,kPa,kg/cm2)が切り替わります。
その下のプラスボタンとマイナスボタンで、あらかじめ空気圧を設定しておきます。最大で6.89bar(100psi)です。ロードのタイヤでもこれだけ入れば十分でしょう。この3つのボタンは縦に並んでいますが、かなり小さいです。爪の先で押す感じですね。液晶はバックライトで点灯します。
ホースを本体とバルブにつなぎます。バルブ側は仏式/米式兼用バルブです。いずれも奥までしっかりねじ込みましょう。しっかりと閉まっていないと、空気が漏れて圧が入りません。
準備完了、スイッチオン
ホースをつないで、空気圧をセットしたら、スイッチオン。左側の電源を1回押してください。
おもちゃのマシンガンのように、「ボボボボボボボボボボ…….」と音がします。
実際どんだけはいんねん?
テストに使用したタイヤは700x23cのクリンチャータイヤ。リムはワイドではなく普通のナロータイプです。実験は室内で、約20度です。結果はこちら。メーカーのスペック表には、3本分入るとありますが、果たして本当でしょうか?
3気圧くらいまでは、1気圧30秒くらい。そっから少しづつ時間がかかるようになりますが、およそ4分ちょっとでマックスの6.89気圧まで入りました。
上の表で赤文字になっているところは、電圧が弱くなって何度も止まってしまったため、その都度電源ボタンを押して、がんばれーと声をかけたときものです。空気圧が高くなるとパワーが必要でしょうからね。明らかに時間がかかっていますが、つい応援したくなります。
注目してほしいのは、5回目の最後は4回程止まりながらマックスまで入りましたが、6回目の4気圧まではノンストップで入りました。そこからは30回程止まりながらも、最後まで入れることができました。
バッテリー本体が熱くなるかな?と思いましたが、じんわり暖かくなるくらいでした。熱いというほどでは全然ありません。
スペックでは3回とあったのに、結局6回もはいってびっくり。設定した空気圧で勝手に止まるのも、すごく便利です。パンク修理の時に携帯ポンプや炭酸ボンベで修理するのが不安な方には、かなり強力なお役立ちアイテムになると思いますよ。
最近の2750mAhのモバイルバッテリーと比べると、少し重いとは思います。USBの出力端子があれば、スマホやGPSのモバイルバッテリーとしても使えるからいいなぁ….。でもそのあたりは当然メーカーも気づいたこととは思いますが、何らかの理由があって、実装できなかったんでしょうね。
モバイルバッテリーとしては使用できなくても、ロードタイヤを6本も入れられるなんて、これ相当すごい商品ですよ。海やプールに遊びに行くときなんかにも、浮き輪やビーチボールに空気を入れるのに役立ちます。
- サイズ:縦148.5mm×横77mm×厚み26.5mm
- 重量:400g
- 内蔵バッテリー:2750mAh(min)、3.7V/10.2Wh(USBの外部出力機能はありません)
- 最大空気圧:100psi(bar,kPa,kg/cm2の単位に変更可能)
- 前回設定した空気圧を記憶しておくことができます。
- 充電時間:約3時間(USBケーブル、コンセント-USB変換アダプターは付属しておりません)
追加検証
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UOMI Smart Air Pump M1 電動携帯ポンプ USB充電
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