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頭痒いとこないですか?

*パナレーサーのグラベルキングを最速レポート、それからタイヤ交換のコツを紹介します。

パナレーサー グラベルキングもうすぐ発売になる、パナレーサーの新作クリンチャータイヤ「グラベルキング
一足早くお試しライドしてきました。選んだサイズは今やロングライドにはオススメ必至な「700x26c

ロードバイクのタイヤの太さといいますと、ちょっと前までは、

  • 細いタイヤ・・・・・走りが軽い 重量が軽い クッション性が悪い(疲れやすい)
  • 太いタイヤ・・・・・走りが重い 重量が重い クッション性が良い(疲れにくい)

というのが常識でしたが、最新の研究によると、タイヤが太くても細くても地面との接地面積は変わらないため、走りの軽さには影響しないなんていわれています。

重たいというネガティブ要素についても、タイヤメーカーの技術進歩によって、700x26cの重量は一昔前の700x23cと同じくらいになっています。タイヤが軽いに越したことはありませんが、そこまで拘るほどのものではないのでは?

2つのネガティブ要素は解決したうえに、体積が大きくなるためクッション性が良いというメリットはそのまま残ります。クッション性が良いということは疲れにくいということになりますので、後半失速せずに、結果速く走れるということに繋がります。

 

こりゃ、勝利を目指す本気レーサーでもなければ、より乗り心地の良い、ちょっと太目のタイヤのほうがいいに決まってませんか?

 

タイヤ交換のコツを紹介しながら、装着してみましょう。

最初に今はいているタイヤとチューブを外すことになるのですが、場合によってはチューブがタイヤの裏にみっちり貼り付いていることがあります。そんな時はムリにはがさず、じっくりとはがしてください。
パナレーサー グラベルキング
そういうことにならないように、新品のチューブには白い粉(タルク)が塗ってあるんですよ。ただ長いこと装着していると、その粉(タルク)が落ちてしまうので、こんな風に張り付いてしまうんですね。パナレーサーから粉(タルク)だけを販売しておりますので、新品のタイヤ・チューブ交換の際は、あらかじめタイヤの裏に塗っておくというのもオススメです。

 

次に、タイヤを交換する時にはセットで交換してほしいのが「リムテープ(リムフラップ)

タイヤの交換時期は見た目や走行距離から判断できますが、リムテープは外から見えないため、交換するタイミングを見逃しがちです。

リムテープだってゴム製品なので、当然劣化します。つまり消耗品なので定期的な交換が必要。
価格もそれほど高くはありませんので、タイヤを交換する時には一緒にリムテープも交換するくらいに思っておいたほうが、良いと思います。
リムのニップルを通す穴とのとこが、空気圧で押されていって、最後には破れてしまいます。下の画像の左側と右側は交換したほうが良いリムテープ、一番右側が新品になります。パナレーサー グラベルキング
タイヤとチューブをはめるときのコツをお教えしましょう。タイヤとチューブを同時にリムにはめようとしないでください。ついついチューブを噛んでしまって、空気を入れた後速攻バースト(破裂)するリスクが高まります。

確実な方法は、チューブをまずはリムの中に入れて、それからタイヤをはめるようにしてください。こうすれば、タイヤのビードでチューブを噛むということはほぼなくなります。パナレーサー グラベルキング交換完了。左が新品のグラベルキング(700cx26c)。右側が後輪にはめて約3000キロ走ったミシュランのプロ4エンデュランス(700x25c)
実測でミシュランのほうが少し太いですね。
パナレーサー グラベルキング

ロードバイクに装着しました。

組み合わせたチューブはもちろん、パナレーサーのR-Airです。

体重60kgの私は前後7barで走りました。パナレーサー グラベルキング
おぉぉ~走ってびっくり、グラベルキング。
まず、走りが軽い。路面抵抗はどこに行っちゃたの? 凹凸のあるアスファルトの上ではなく、トラック競技の路面のように滑らかな感触がします。

重量は240gと、700x26cとしてはまずまずの軽さ。でも700x23cだとすると今や重たいほうになります。それなのにこの直線での軽さは何なの? というくらい軽く感じます。

ロードタイヤ 接地面の比較タイヤが太くなって「重く」感じているのは、主に重量に対してです。仮に、質量がイコールであれば、接地面が縦方向ではなく横方向に広がる太いタイヤのほうが、より安定感が生まれます

近所の山道を登ってみて、カーブの連続する緩い下りを走ってみました。いつもと同じくらいの速度でバイクを軽く倒してコーナーをクリアしてみたのですが、まるでバイクを倒していないかのように、しっかりとタイヤが路面にグリップしています。あれあれ、何だコレは?

少し速度を上げて、さらにバイクを倒していつもよりちょっと速めにコーナーを抜けてみました。全然危ないと感じない。コーナーでの安定感は、申し訳ないですがプロ4エンデュランスより断然上ですね。

5~6%くらいの下りのコーナーも走ってみました。いつもより3割くらい減速しなくても、充分余裕でコーナーを曲がっていってしまいます。全然怖くありません。しっかりとタイヤがグリップしてくれています。

無駄にブレーキレバーを強く握りしめる必要が無いので、結果的に下りで体力を温存できて、疲れにくく長距離を走ることが出来ますね。

このタイヤ、いいぞ。

 

普通のロードバイクにちょっと太目の700x26cは取り付けられるかどうか? という質問をよくいただきます。

大抵のロードバイクは大丈夫ですが、今時のエアロなフレームの場合は注意が必要です。今700x23cのタイヤをはめているとしたら、タイヤとフレームの間、左右両側に2ミリ以上隙間が空いていればほぼ大丈夫。

それと、ブレーキの調整具合によっては、車輪を着脱する時に、タイヤとブレーキシューが引っかかる場合があります。どちらもゴム同士なので、ちょっと強めにグイッとしちゃえば大丈夫です。

 

ご注文はこちらから

こちらも参考になりますよ。

 

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