再塗装が仕上がったシクロクロス用フレームを、ゴールデンウィーク中に組み立てました。最後に走ったのが今年(2013年)2月に四国は香川県で行われたさぬきクロス。約半年振りに乗れるのは楽しみです。
フレームを再塗装するには、完全にフレームとフォークだけにしなければいけません。とはいえ、最近の自転車をばらすのに必要な工具はたったこれだけ。
合計わずか13,438円(2013年8月現在)
作業時間はなれた方でおよそ30分くらいでしょうか。組み立てるのと違って調整などが無い為、難易度は低いでしょう。ただし、日ごろのメンテナンス不足が原因によるサビなどで、パーツが硬くて外れないということはあるかもしれませんね。
ばらした状態がコレ。一昔前なら、BBやヘッドパーツを外すのに大げさな工具が必要でしたが、ホローテッククランクや、インテグラルヘッドパーツになって、楽になりましたね。
今回は消耗品をすべて交換するため、前後スプロケット、チェーン、ワイヤー類一式、バーテープも交換です。また、リアスプロケットの最大歯数を 25T から 28T にします。
ここで必要となるのが、ディレイラーのリア最大ギアという仕様です。
もともと付いていたリアディレイラーは、シマノ RD-6600SS スペックは?というと、
- トータルキャパシティ 29t以下
- リア最大ギア 27t
- リア最小ギア 11t
- フロント歯数差 14t以下
つまり、リア最大ギアが 28T 以上だと使えないということです。
仕方がないので、リアディレイラーを RD-6700SS に交換しました。RD-6700SSのリア最大ギアは 28t なのです。
この際だから、11s対応の、RD-6800SS もチラッと思いましたが、11s 用のリアディレイラーは 10s との互換性が無いため、断念。大は小をかねるパーツもあるのですが、この場合はワイヤーの巻き取り量が異なるため、互換性が無いのです。
塗装屋さんに出すことおよそ一ヶ月。インプレッサブルーのテスタッチフレームが仕上がりました。そこの詳しいくだりはコチラ。
組み立てること数時間。ギア比が重たかったので、リア最大ギアを 28T にするだけではなく、アウターを44t、にしてみました。これで今まで乗車してクリアすることの出来なかった激坂区間が、乗車したままクリアできるだけではなく、アウターギアで余裕のある走りが出来るはず。
冬場のロード選手のトレーニングとして始まったシクロクロスレース。オリンピック種目にこそなっていませんが、毎年世界選手権も行われており、ここ数年急激な盛り上がりを見せております。
ロードレースやマウンテンバイクのようなほぼ自己判断によるカテゴリー分けではなく、全国共通カテゴリーでC1~C4 となっているため、自分のレベルに応じたレース展開を楽しむことが出来ます。
競技時間も、C4 が20分、C3 が30分、C2 が40分、C1 が 60分 と決まっています。上位入賞者は一つ上のカテゴリーに上がることが出来ますが、逆に成績が悪いと次の年からは下のクラスに落ちてしまいます。
私も一昨年まぐれで C3 から C2 に昇格してしまったので、何とか残留資格を得るために、2月の四国のさぬきクロスまで遠征したものです。おかげで今シーズン(13-14)は C2 にエントリーすることが出来ます。
シクロクロスレースは周回コースで行われ、途中には自転車を降りないと越えられない障害物(シケイン)が数箇所設置されます。また、雨、雪、泥になることも珍しくなく、レースによっては田んぼの中で代かきしているような状態になることも。
だから、レース時は長靴、洗車セット持参がお約束。
コースがそんな状態なので、パンクや泥つまりによるブレーキやディレイラーの破損は日常茶飯事。そのため、機材交換が認められているのも、シクロクロスレースの特徴。
選手やサポートスタッフは、予め決められたピットエリアに、スペアホイールやスペアバイクを持ち込んで、マシントラブルに備えます。
全国各地で開催されているシクロクロスレースをご紹介しておきます。速いところでは、10月頃から順次シーズンインとなります。
全国各地のシクロクロスレース主催者のホームページ・ブログ
- AJOCC(Association Japanaise des Organisateurs de CycloCross)
- 東北CX Project
- シクロクロス東京
- 秩父サイクルフェスティバル 関東シクロクロス
- 湘南クロクロス
- シクロクロス富山
- 信州シクロクロス
- 関西シクロクロス
- さぬきシクロクロス
- 中国シクロクロス
ロードレースと比べてスピードが遅いのと、周回コースなので何度も選手が通過することから、レースを見に来るだけでも盛り上がります。ラッパやカウベルなどの、鳴り物を鳴らして応援するスタイルもありです。
レース展開もめまぐるしく変わります。メカトラで脱落した選手が再びトップに返り咲き、優勝してしまうことも珍しくありません。
シクロクロスバイクでなくても、マウンテンバイクや、ブロックタイヤに交換したクロスバイクでも C3 や C4 ならエントリー出来ますよ。
応援がてら、冬場のモチベーションアップに、一度参加してみてはいかがですか?
最新情報をお届けします
Twitter でWORLDCYCLE_BLOGをフォローしよう!
Follow @WORLDCYCLE_BLOG