スポーツサイクルで出かけるときに必ず持ち合わせておくべきなのが、空気入れ。走行中のパンクを100%防ぐことは出来ませんので、自分のバイクのタイヤサイズにあう予備チューブと携帯空気入れ(もしくは炭酸ボンベ)を常に携帯しておくことは、サイクリストとしての最低条件と言われます。
走行中の負荷となら無いように、軽くてコンパクトな空気入れが人気ですが、あれで実際に充分な空気圧に使用と思うと、500から800回ほどはポンピングしなければならず、しかも3気圧くらいから激しく重たくなるので、10分以上かかることも珍しいことではありません。
そこで、多少軽さは犠牲にしても、フロアポンプのようにポンプを脚で押さえて、体重をかけてポンピングすることの出来る携帯ポンプ(ミニフロアポンプ)が人気です。炭酸ボンベも一瞬で空気が入ることから激しくオススメするのですが、1日で漏れてしまうことから、サイクリングが数日以上にわたる場合はミニフロアポンプがオススメです。
様々なメーカーからミニフロアポンプが発売されておりますが、ダントツ人気はやはりトピーク。それだけで5種類も発売しており、用途と予算に合わせて、選ぶことが出来ます。
しかし一つ弱点があります。メーカーの安全性に対する姿勢ともいえるのですが、ボトルケージ台座に取り付ける場合、ボトルケージと一緒に取り付けることが出来ません。多くても2つしかないボトルケージ台座の内、ひとつが空気入れで潰れてしまうのはなんとも不便。付属のタイラップでトップチューブの下や、ボトルケージ台座の横に取り付けるという方法もありますが、せっかく綺麗なフレームに黒いタイラップで挟むというのはあまり美しい取り付け方とは思いません。
他社のミニフロアポンプにおいても、ボトルケージに対してまっすぐ取り付けるものと、横向きに取り付けられるもの、2種類に分かれるようです。パナレーサーのミニフロアポンプは、このようにボトルケージと一緒に取り付けられますね。
トピークのミニフロアポンプも、何とかボトルケージと一緒に取り付けることは出来ないものか?
メーカーでは万が一脚で蹴っ飛ばしてポンプが車輪に絡んだりするととても危険と言う考え方から、これから紹介する方法は推奨しておりません。あくまでたまたま他のポンプ用のパーツが使えてしまうというお話です。参考にされる場合は、自己責任でお願いします。
トピークのフロアポンプと一口に言いましても、大きく2種類に分かれます。
「マウンテンバイク向け」と、「ロードバイク向け」です。
マウンテンバイク向けなのは、この2つ。本体が太く、1回のポンピングでより多くの空気が入る仕組みです。その代わり、高圧まで入れることは出来ません。
この2つは本体の直径が約26.8mmあり、アダプターは「トピーク ホルダーキット YPP09900」が付属します。
続いて、ロードバイク向けの3種類。
この3つは本体の直径が約23.8mmあり、アダプターは「トピーク ホルダーキット YPP10100」が付属します。
ではこの5種類のミニフロアポンプに取り付けられる横向きのホルダーキットは無いのか? あるんです。この2つです。
見た目がすこし違いますね。クランプ部のサイズは同じくらいです。違いは、右の(TPD-2C)(YPP06000)のほうがかなり肉厚で丈夫に出来ています。ポンプにはめるときはすこし硬いです。
それで、どっちのホルダーキットも5つのミニフロアポンプ全てにはまりますが、右のTPD-2cはマウンテンバイク向けのミニフロアポンプには相当硬いです。
アップで見ると、厚みの違いが分かります。
クランプ部分の厚みも違います。開き具合はほとんど同じです。
万が一走行中に脚でポンプを蹴ってしまって落ちてしまうという事故が起きないように、固定するためのベルクロが付属します。標準で付属しているホルダーの場合、ポンプ本体のパイプ部分を固定するだけでも問題ないかと思いますが、この横向けのホルダーを使用する場合、脚で蹴っ飛ばす可能性が高くなります。そうならないように、ベルクロでホースも一緒にとめるようにしておいて下さい。ここかなり重要です。
参考にしてみてくださいね。
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