この写真の真ん中にあるのが、交換用STIレバーフード業界で人気爆発中のSHAKES HOOD SH-6800です。
イエローのモデルを、同じカラーラインが入ったロードバイクに装着すると、まるで完成車メーカーが純正で付けているかのような一体感とカッコよさです。
自己主張が強すぎないブラックベースのカラー、太細3本ラインにメーカーロゴという他社のフードにはないデザインが目を引きます。
ビジュアルパーツとしても満足度は高いですが、手触りにも影響するSTIレバーへのフィッティングも、内側の突起も逃さず純正形状を再現する高い加工精度により、違和感なくフィットし、回転したり強く握るとズレるというストレスもありません。
そして、もっとも大切な握り心地に関しては、様々な好みに対応できるように、シマノ純正フードを基準にソフトとハードの2タイプが用意されています。
両タイプを装着して数日走行しましたが、ハードタイプはシマノ純正フードと比べて、名前ほど固い印象はなく、若干滑りにくくなった以外は、純正を再現したという感触です。
ソフトタイプはその名の通り素材が柔らかいので、レバーフードに乗せた手(グローブ)との密着が純正より高くなり、滑りが抑えられて、より安定したブレーキングができるようになりました。
また、ソフト、ハードいずれにも付いている↓のイボイボですが、特にレバーフード下側のイボが指をもっていった時に、滑りを抑える効果があったように思います。
同じくイボ付きタイプの、シマノ純正DI2(電動)シリーズ用レバーのような雰囲気を漂わせることも出来ます。
そんなSHAKES HOOD SH-6800の一味違う着脱方法をご紹介。
アウターケーブルが横から飛び出ていない世代のSTIレバーフードは、ハンドル周りを分解することなくSTIレバー前方から着脱できますが、強く握ってもズレないくらいタイトなので、力任せに引っ張るとゴムの滑りが悪く苦労します。
そこで、今回はよくある前方からの抜き出しでありながら、「知ってる人は、知っている、知らない人にはぜひ知って欲しい」ポリ(レジ)袋を使った方法で作業します。
まずは、使用する道具・・もといポリ袋はこちら
この袋を潤滑剤のように使って、滑りをよくして着脱します。
厚みのあるもの(ビニール袋など)より、薄くてシャカシャカ鳴るようなタイプが滑りがよく、作業しやすいです。まずは、取り外しから。
STIレバーフードの頭部分をめくって、ポリ袋を差し込みます。
差し込み完了。
あとは、差し込んだポリ袋に乗せて滑らすイメージで、前へ前へと動かして、抜きます。
続いて、装着方法です。
レバーフード内面に貼り付けるように、ポリ袋を装着します。
あとは、取り外し時と逆の手順で装着し、最後に千切れないよう気をつけながらポリ袋を抜き取ります。
ソフト、ハード両方とも着脱しましたが、やはりソフトは純正よりも柔らかいので装着しやすく、ハードは伸びが少ないので、少し時間がかかりました。
装着直後は、素材の特性上引っ張ったことによる若干の伸びが発生する場合がありますが、短時間で縮んで元に戻ります。
この作業は初めてでも一発でスルッと、というわけには行かずいろいろな試行錯誤、手先の器用さと結構な力が必要です。
特に、STIレバーはシマノの技術が詰まった繊細なパーツですので、力加減や位置も気をつけないと破損の恐れもあります。
「自分で壊したパーツは、自分の責任」と理解してからの作業をお願いします。
余談ですが、こんなところを握って着脱作業をすると、言うまでもなく100パーセント壊れます。
ここで、「よし、着脱もできそうだし、買うぞ!」と思われた方に、最後のハードル「対応モデル」があります。
取り付け可能な製品
- 6800 シリーズのアルテグラ(11s)
- 5800 シリーズの105(11s)
- 4700 シリーズのティアグラ(10s)
となります。
2015年10月時点では、上記モデル以外に対応するSHAKESは存在しません。
Dura-AceもDI2電動シフトにも、使えないです。ごめんなさい。
ただし、DI2電動シフト用は2016年中に発売予定とのことです。気長にお待ちください。
現在、対応モデルをお使いで、このデザインにビビッと来た方にはぜひ試していただきたい一品です。
SHAKES HOOD SH-6800は、全5色にそれぞれソフト、ハードのタイプから選べます。
2018年8月追記
待望のST-R9150/R8050用デビュー。Di2用ですので、ワイヤー式用はありません。
よくご質問されますが、表示していないシマノやスラム、カンパ用は生産されておりません。あしからず。
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