新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、5年前の記事にも関わらず、いまだに多くの方にご覧いただいているのが、アンダーウェアーについて解説したこの記事。
この時は、ポリエステルやアクリル、レーヨン、ポリウレタンなどの合成繊維に着目したのですが、ここ数年新たに表舞台に登場した素材があります。それが、
ポリプロピレン(PP)
と呼ばれるもの。いわゆるプラスチック素材で、バケツやプラケースなど身の回りにもたくさんあります。「水を含まない」という特性により、汗を素早くアウターウエアに移動させ、汗冷えやムレを防ぐのが特徴です。夏用のアンダーなら良いのですが、冬用だと保温性がありません。そこでもう一つの素材、
メリノウール
の登場です。軽量な化学繊維が登場するまでは、ウィンタースポーツ用ウェアーといえばウールでした。ちょっとおさらいになりますが、ウールは「羊の毛」のことで、メリノウールは羊の一品種「メリノ種」の毛を用いた「ウール」のことです。「メリノウール」の繊維はとても柔らかくて肌触りが良いのが特徴で、「ウール」の中でも特に高品質なものとして区分されています。
今回ご紹介するのは、オンヨネのブレステックメリノppというアンダーウェアーです。一言で説明すると、
[ポリプロピレン(PP)] x [メリノウール] x [ポリエステル(PE)] の、トリプルハイブリッドアンダーウェアー
となります。今までポリエステルとメリノウールのハイブリッドアンダーはありましたが、更にポリプロピレン(PP)まで加えたアンダーというのは、この日本のオンヨネだけの特徴です。ポリエステルもただのポリエステルではなく、より早く乾燥するために表面積を広くした「異形断面」形状をしているのがただものではないところです。
前置きが長くなりましたが、要するに私が言いたいのはこの一言。
薄いのに暖かくて蒸れない。汗をかいても冷えにくい。
はっきり言ってユ〇クロのヒートテックなんて問題外です。普段着ならおすすめですが、スポーツの時に着てはいけませんよ。汗をかいたらビショビショです。汗でびしょびしょになりにくいアンダーはこれまでもありましたが、こんなに薄いのに暖かく、坂をヒーヒー登って汗をかいたまま休憩しても、そのまま極寒のダウンヒルをしても、汗冷えしないなんて、まるでマジックかと思うくらい。まだ1日最長6時間のライドまでの使用でしたので実感していませんが、メリノウールはニオイや雑菌も一緒に吸い取る「消臭効果」もあります。ウルトラロングライドの方にも、ありがたいですね。
ここ数年、私の冬のアンダーは、半そでのファイントラックの上にパールイズミのインナーがお約束ですが、この冬からオンヨネ一択になりました。もう何も考えなくていいのです。これと、防風ジャケット1枚で、気温0度までは大丈夫。まだ最初の1枚で替えがないので、もう1枚買います。
見た目の分厚さは加減は、ユ〇クロの極暖ヒートテックくらいです。あれの縫製は普通に裏側に出っ張っていますね。
メリノウールのおかげで肌触りはとてもやさしく、着た瞬間にヒヤッとすることもありません。裾はかなり長めです。私の場合は身長166cmでSサイズで腕の長さなどはピッタリでしたが、裾はお尻の下あたりまでありました。
この日のライドは曇りで気温は1~4度くらい。登りで暑くなったら防風ジャケットのフロントジッパーを下げるとサーっと風が抜けてクールダウン。もう冬のウェアー選びで迷うことは、今後一切なくなりますね。
価格帯も決して安くはありませんが、ほどほどではないかと思います。日本製です。
少し前にご紹介したおたふく手袋の防風アンダー。これも暖かいのですが、坂を登ると汗はこもりますので、風の強い平たん路にオススメです。
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「メンズ」と「レディース」、「薄手」と「厚手」、「半袖」と「長袖」、さらに「カラー展開」があります。
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