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頭痒いとこないですか?

*日本の親父はいつ何時も、日本のワンバイエス

昨年のサイクルモード2012で発表されていた、日本ブランド「ワンバイエス」の新型カーボンハンドルバー「ジェイカーボン・アーク」を、シクロクロスバイクに取り付けてみました。

 

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まずこの、ワンバイエスのカーボンハンドルバー、これで4作目となります。

  1. 初代 ジェイカーボン 31.8mm ブラック
  2. 2作目 ジェイカーボン ネクスト  31.8mm ブラック or ホワイト
  3. 3作目 ジェイカーボン モンロー  31.8mm ブラック or ホワイト
  4. 4作目 ジェイカーボンアーク ブラック 31.8mm or 26.0mm

ワンバイエス」というブランドは、「テスタッチ」ブランドと同じく、東京の老舗自転車輸入卸「東京サンエス」による登録商標でして、完全オリジナルブランドとなります。

日本人による日本人の体型、スタイルを追求した独自性の高い商品開発で、多くの日本人プロライダーをはじめ、ホビーレーサーにも評価の高いブランドです。

そういう私も初代ジェイカーボンを始め、フロントフォークやサドルなど、多くのワンバイエスを愛用しているひとりです。

 

さて、最新作でもあるジェイカーボンアーク を、早速取り付けてみました。多くの特徴がありますが、まずはこの、。ワイヤーを沿わせる為のものですが、初代ジェイカーボンから比べるとかなり広く、深くなっています。

理由は、シマノのシフトワイヤーが外だしからハンドルを沿わせるタイプに変わったことですね。2本のワイヤーをハンドルに沿わせると、それだけでハンドルバーが太くなってしまい、手の小さい人にはデメリット。

そこで、こんなに太い溝にすることで、ハンドルバーが太くなってしまうことがなくなりました。私も手は小さいほうですので、これはうれしいですね。

手のひらの中でハンドルを遊ばせる余裕があるので、リラックスしたときと、強く握るときとの変化があるので、メリハリを付けて走ることが出来ます。

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バーテープを巻く前の下ごしらえ、ビニールテープでがっちりワイヤーを沿わせて、固定します。

 

ハンドルの上から見てみましょう。ハンドル中央の31.8mm部分がとても短い。そのためバーテープをかなり中央ステムの近くまで巻くことが出来ますね。

通常赤い丸のあたりを握るようには出来ていないのですが、リラックス状態のときにここを持つのが好きという選手の意見の採用したものです。

続いて青い部分。ここはマウンテンバイクのハンドルバーのように手前に約5度ベントしています。まっすぐな棒を持つより、少し手前に曲がっているほうが持ちやすいですよね。ほんのわずかなのですが、実際にここを持ってみると、その違いがはっきり体感することが出来ます。

続いて緑色の部分。通常「」と呼ばれるところですが、ここが角っとしているハンドルと、丸~くなっているハンドルがあります。これは、丸タイプですね。なで肩タイプです。ジェイカーボンネクストは、逆にいかり肩タイプです。どちらがいいかは、好みです。ジェイカーボンは好みに合わせて、チョイスできます。

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ハンドルの幅によって、リーチ(手前から先への長さ)と、ドロップ(上から下への下がり具合)がすべて異なります。海外ブランドのドロップハンドルの場合、このリーチとドロップが日本人には大きすぎるものが多いのですが、ワンバイエスの場合は、体格の小さい日本人にはぴったりといえます。

ワンバイエス

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なで肩の部分です。ドロップハンドルがフラットハンドルと比べて長距離走に適しているといわれる理由のひとつは、握る箇所が複数あるため、走行中に細かく姿勢を変化させることが出来るためです。

もう一つは、曲がっていることによるしなりで、路面からの衝撃が吸収されることで、疲れがたまりにくいことです。

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ブレーキレバーの下部分は、スピードアップするとき、下りのとき、向かい風のときに握るポジションですね。緩やかなアールが手のひらにフィットするだけではなく、ブレーキレバー/シフトレバーとの距離がとても近くなるように設計されています。

海外メーカーのドロップハンドルの場合、この部分を持つとレバーが遠すぎて変速操作がままならないことがあるのですが、ジェイカーボンの場合は全くそんなことがありません。

下りのコーナーでも、微妙なブレーキ操作をすることが出来ます。

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400mmサイズで重量が187gというのも、魅力ですね。ハンドルだけの状態で持ち上げてみると、思わず、

「軽っ」 って言ってしまうと思いますよ。軽いからといってやわらかいなんて事はありません。私がいくらもがいてみたところで、ハンドルがやわらかいと感じるようなことは全くありませんでした。矛盾した表現のように思われるかもしれませんが、下からの衝撃は吸収し、自分から力を伝えようとするときはしっかり伝えてくれる、そんな衝撃吸収性と剛性を両立したハンドルといえると思います。

 

いくら良いとはいえ、価格はたしかに高いです。8000円くらいのアルミドロップバーの3倍の価値があるかといわれれば、あるといえばあるし、ないといえば無いかも・・・・

ですが、ハンドルって、バイクの中で最も人間の敏感な部分である「手」で触れるパーツです。ちょっと奮発しても、いいと思いますよ。

 

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