今シーズン(2014-2015)の関西シクロクロスの初戦は、世界選手権も行われたことのある、琵琶湖のほとりのビワコマイアミランド。深い砂が名物で、走行後はバイクが砂だらけに。もちろんチェーンも砂だらけ。
皆さん、この砂、どうやって掃除していますか?
まさかパーツクリーナーを吹き付けてひたすらウエスでふき取っていないですよね。そんなんじゃチェーンの一つ一つのコマの間の砂は全く取れませんよ。
参考
チェーンを洗う専用クリーナーとなると、およそ3000円ちょっと(洗浄液別)はします。ですが当店で人気なのが、わずか977円のチェーンクリーナー。こちらです。
はっきり言って、非常にちゃっちいです。薄い透明のケースはちょっとの衝撃で壊れそう。よく見てみると、ブラシはチェーンの中にだけ向いていて、外側をこするブラシがありません。他ブランドのチェーンマシンだと、チェーンの出口には洗浄液が飛び散らないようにスクレイパーやスポンジが付いているのですが、それもありません。いかにも安かろう、悪かろうな商品ですよね。
ただし1つだけ良い点があります。スペアブラシセットが最初から付いてきます。
はたしてこんな貧相なチェーンクリーナーで、チェーンを綺麗に洗うことが出来るのか、ビワコマイアミランドの砂で試してみたいと思います。
※掃除の基本 汚いところから始めて下さい。汚れが回りに飛び散りますからね。
チェーンクリーナーをセットする前に必ずして欲しいこと、それはチェーンの位置です。フロントはインナー(もしくはミドル)、リアは中間くらいのギアにセットしてください。チェーンを逆回転させるため、チェーンが斜めになっていると外れやすくなってしまいます。チェーンラインがまっすぐになるような位置にしておきましょう。
洗浄液をクリーナーにセットします。私のお気に入りは、フィニッシュラインの「エコテック バイク チェーン ディグリーザー」です。コストパフォーマンスもよく、水ですすぐことも出来ます。
洗浄液をこぼさないように慎重にチェーンにセットして蓋をします。向かって左側にある細い針金をリアディレイラーに引っ掛けます。こうすると、クリーナーを手で持たなくも大丈夫という代物なのですが・・・・
あとはペダルを持って、チェーンをひたすら逆回転。速く回しすぎないでくださいね。目安は、そうですが、ケイデンス50くらいでしょうか。
リアディレイラーにフックを引っ掛けているので本体は持たなくても良いはずなのですが、あまりにもぐらぐらして安定しないので、やっぱり手で持ってしまいました。
チェーンが回転すると、洗浄液がアチコチ飛び散ります。特にクリーナーの向かって右側。時々でチェーンを前に回すのも良いでしょう。但しその場合、洗浄液がチェーンを通じてリアディレイラーを伝っていって、最後スプロケットの頂点からぼたぼたと垂れるのでご注意。
汚れても良いような小汚い格好で作業してください。
洗浄液がドロドロになりました。チェーンのコマの間にブラシがしっかり刺さっています。
汚れた洗浄液の上澄みを取り除くと・・・・・・・ マイアミの砂がヘドロのように溜まっていました。
その後は水で洗うのを繰り返します。洗浄液がだんだんと綺麗になってきます。ここでのポイントは、水洗いを繰り返すことです。
ブラシは引っ張ると簡単に外れるので、時々外してクリーナーの内側も綺麗にしてあげましょう。そうしないと汚れが循環して再びチェーンが汚れます。
今回はかなり汚れていたので、洗浄液で1回、水で3回すすいだ後、もう一度洗浄液で洗って、水で3回すすぎました。チェーンの横を洗うブラシは無いのに、つられて綺麗になっていますね。(元々チェーンは綺麗にしています。)
最終的にはこんな状態。フレームやタイヤもきれいにして、洗う前の写真と比較すれば、一目瞭然。
う~ん、惚れ惚れするほど綺麗になりました。
あとはお好みのチェーンオイルを丁寧に注油してあげましょう。オイルを塗った後は、チェーンにテンションをかけるようにして指でオイルをなじませてください。リンクの1本1本の中に入り込むようなイメージです。変速機の稼動部分(リンクになっているところ)にも丁寧に注油すれば、次回もメカトラにならずに、気持ちよく走ってくれるはずです。
サイクルマンのチェーンクリーナー、安いのになかなか使えるじゃないか・・・・・・・
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