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airfly エアフライ

頭痒いとこないですか?

*「鼻パッド」より「サイドパッド」が良いというから使ってみた。

「鼻パッドが無いアイウェア」 が発売されたというので、早速試してみました。(今回ちょっと文章が長めです。)

何故鼻パッドが無いのか? それは鼻パッドによる鼻への圧迫感によって集中力がそがれるのと、などで鼻パッドが動いてしまって、フィッティングがずれてしまうから。ずれてしまったアイウェアを治すためには指でアイウェアーの眉間の辺りを押し上げなければいけません。もうそれのうっとうしいこと。「平たい顔族」には、眼鏡が鼻に乗っかりにくいんですよね。

そこで日本の眼鏡の聖地とも言われる鯖江の眼鏡職人が、構想に10年かけて鼻パッドのない眼鏡を考えました。その鼻パッド無し眼鏡NEOJIN ネオジンを発売して5年が経過し、ようやく昨年、激しいスポーツでもずれない鼻パッドの無いアイウェア「AirFlyエアフライ」の誕生です。

どのような構造なのかは、言葉にするとたった3行です。ですがその3行に、凄い知恵が詰まっています。

  1. ノーズパッドが無い。
  2. そのかわりサイドパッドがある。
  3. 調整可能なテンプル。(ただしこれは普通のアイウェアでも同じこと。)
    エアフライ AirFly

エアフライ AirFly

メーカーのウンチクも重要ですが、一番の問題は、実際に使ってみてどうよ? というところです。いいことばっかり書いて、デメリットがかかれてないんじゃないの?

ノーズパッドの代わりにサイドパッドで保持するというのはわかりますが、そのサイドパッドで痛くなるのでは? とか、本当にずれないの? とか。

実際に使ってみました。

この日は25度前後の気温。午前8時から4時間ほどかけて、大阪北部・京都・兵庫の山間部を約90キロ走行しました。

airfly104

いやもう走り出す前からかなりいいのは想像できておりました。自分の顔に合うように繰り返しテンプルとサイドパッドを調整しましたから。走り出す前から期待度マックスです。スタート!

全っ然っずれません。鼻のイライラ全く無し。汗をかいてもサイドパッドは全くといっていいほどずれません!

これは凄いです。べた褒めです。もう一つ驚いたのは、風が抜けること。ノーズパッドって、顔の最前列でレンズと顔の間をふさいでいて、エアが流れるのをせき止めていたんですね。これ走り出してすぐに感じました。眉間からさ~っと風が左右に流れていくんです。冬ではなかったので実際に曇らないかどうかは確認できませんでしたが、そんな感じですからまずこれは曇らないでしょう。となると逆にスピードの出る下り坂で、風が入りすぎるのではないかと思ったのですが、そんなことは全く無く、視界くっきり安心して下ることが出来ました。

鼻パッドが汗でずれるならサイドパッドも汗でずれるのでは?と思いましたが、これがずれない。パッドが大きくてしっかりしているのと、負荷が左右に分散されているからだと思います。約4時間の走行中、アイウェアがずれて手で治すということが全くありませんでした。コレ事実です。

詳しく見てみましょう

フレームとレンズのカーブを見れば、これが「平たい顔族用」であることが一目瞭然。レンズのカーブは緩やかです。

テンプルは上下にも内外にも自在に曲がります。安価なアイウェアだと、一切調整できないテンプルがありますが、そういうのは止めたほうがいいですよ。そのままで顔にフィットするはずがありません。

 

鼻パッドが無い代わりに、ほとんど出っ張りの無いゴムパーツが取り付けられていました。通常この部分は鼻(顔)には触れません。エアフライ AirFly

これが肝心要のサイドパッド。チタンの芯をゴムで覆っています。どの角度にも曲がりますので、自由自在に調整可能です。 エアフライ AirFly

テンプルとサイドパッドの調整範囲はかなり広いので、ほとんどの方にフィットするように調整することが出来るといえます。逆に言えば、調整次第では全くフィットさせなくすることも出来ます。店頭で調整もせずに試着して、自分にはフィットしないと安易な判断をしてしまわないでくださいね。

ポイントはテンプルのカーブを顔に合わせることと、レンズの高さです。自転車の場合やや上目遣いの姿勢になるので、その時レンズの中央に眼球がくるようにしてください。

度付き対応は?

スポーツアイウェア「エアフライ」専用アダプター ももちろんご用意しております。販売価格は3800円(税別)で、最寄の眼鏡屋さんでレンズ(別料金)を取り付けてください。

airfly

アダプターのカラーはブラックとクリアの2種類です。

また、スポーツサングラス専門店では、度付きレンズに交換してくれるところもあるようです。具体的なお店については当店では把握しておりませんので、直接眼鏡屋さんにお問合せください。

 

AirFlyに使われている技術は、5つの国と地域で特許取得済みです。

エアフライ AirFly

これだけの特許を取得しているというのは、費用的にも手間的にも相当なものだと思います。それだけこの技術に自信を持っているということだと思います。

普通の眼鏡もあります。

NEOJIN

このAirFlyを使ってみてから、同じ会社が作っている眼鏡(ネオジン/NEOJIN)も試してみたくなりました。ウェブサイトで取り扱い店舗をチェックして、早速2件尋ねてみました。メーカーサイトには価格が乗っていなかったのですが、およそ32000円(税別)くらいです。1件目(個人店)は一番安いプラスチックレンズ代別でプラス18000円、もう一店(チェーン店)はプラスチックレンズ代(10000円)混みでした。モデルによってさらに10000円ほど高いものもあります。

アイウェアーに比べるとサイドパッドが小さめで、普通の鼻パッドと同じ大きさです。店頭で10分くらい付けさせてもらいましたが、調整できていないためか、サイドパッドの圧力がややつよく、眼鏡を外すとその跡が残りました。きちんと調整してみないと、わかりませんね。NEOJIN ネオジン

ご注文はこちらから

レンズのカタチで2種類。角っとしているのが101丸っこいのが102です。それぞれフレームカラーで5色。レンズは1枚のみで、フレームカラーによって異なります。別売りでクリアレンズや調レンズ、偏光レンズもご用意しております。他に付属品はハードケースとレンズ拭きが1枚となります。

※フレームは共通なので、どちらのレンズも取り付け可能です。

スペアレンズカラー

エアフライ AirFly

(付録)エアフライ フィッティングガイド

1.AirFlyを装着する

エアフライはノーズパッドのないスポーツサングラスです。サイドパッドを顔横のほお骨の上に来るように装着してください。
サイドパッドやテンプルが広かったり狭い場合は、次の「セルフフィッティング方法」にて、サイズ調整を行ってください。

エアフライ AirFly

※従来のノーズパッドがあったところに、薄いゴムが付いています。これはノーズガードです。万が一フレームに衝撃が加わった際に、レンズによるケガを防ぐためにあります。

 

2.セルフフィッティング方法

エアフライはサイドパッドやテンプルを、ご自身で頭の形に合わせることで、よりしっかりフィットします。

エアフライ AirFly

テンプルのゴム部を側頭部に沿うようにカーブを入れます。何度か試着して、テンプルが側頭部にフィットするカーブになるように合わせてください。

エアフライ AirFly

サイドパッドを顔幅に合うように調整します。サイドパッドを指で動かし、ほお骨の上に来るように合わせるとぴたりとフィットします。

3.顔幅のサイズ調整

  • 顔の小さい方:サイドパッドやテンプルを内側に気持ち狭めにするとフィットします。何度か試着して装着具合を調整してください。
  • 顔の大きい方:サイドパッドを外側へ気持ち広めに、テンプルは大きめにカーブさせて先を少し内側に入れ気味にしてください。程よくフィットしてきます。何度か試着して装着具合を調整してください。

エアフライ AirFly

4.フレームの高さを合わせます

「どうもフレームが大きくてガバガバするなぁ」と感じた時は、サイドパッドを内側に寄せて下さい。
動画「フレームが下がっている時の調整方法」をご覧ください。

反対にフレームが狭いと感じたら、サイドパッドを少し外側に広げて下さい。
動画「フレームが上がっている時の調整方法」をご覧ください。

エアフライ AirFly

5.マウンテンバイクなど振動の大きいスポーツをする場合

エアフライ AirFly

より完璧に近く安定させたい場合は、ノーズガードを鼻に当ててください。レンズやフレームの荷重はサイドパッドによって分散されるので、当てても軽く感じます。

 

6.取扱上のご注意

過度の曲げ具合や急激な曲げは、中の芯折れなど破損の原因となります。ゆっくりと少しずつ曲げてください。

エアフライ AirFly

大きな曲げ伸ばしを何度も繰り返すと芯折れの危険があります。ご注意ください。

エアフライ AirFly

サイドパッドには丈夫なチタニウム芯を使っていますが、急に曲げると、芯折れやゴム切れの原因になります。ゆっくりと少しずつ動かしてください。

鼻パッドを発明したのは日本人?

ここまでまるで鼻パッドが悪いように書いてきましたが、実は鼻パッドを発明したのは「日本人」なんですよ。

今でこそ、眼鏡フレームのごく普通のパーツとなっている「鼻あて」。実はこれは、鼻の低い日本人が発明したものだといわれています。16世紀後半から17世紀にかけて、ヨーロッパの方ではフレームの両こめかみ側に穴をあけ、そこにひもを通して耳に掛けるスタイルの眼鏡(ひも付き眼鏡)が登場して、日本にも輸入されるようになりました。この形態はスペイン人の考案で、スパニッシュ・イタリアン型といわれています。

しかし、この「ひも付き眼鏡」を鼻の低い日本人が掛けると、まつ毛とレンズとがくっついてしまい、うまく使えないという欠点が生じてしまいました。そこで、両レンズをつないでいる部分(ブリッジ)に鼻あてを付け、これを額にあてて、まつ毛とレンズの間にすき間ができるように工夫した眼鏡(ひも付き鼻あて付き眼鏡)を発明したのが日本人だといわれているのです。眼鏡の進歩・発展の中で日本人が貢献したのは、この「鼻あて」だけなのですが、私たちは、この発明にもっと鼻を高くしてもよいのかもしれません。

《参考文献》
◆『眼鏡の社会史』白山晰也著、ダイヤモンド社

東京メガネより

なんと、このサイドパッドも鼻パッドも、日本人による発明だったのですね。

AIRFLYを開発した株式会社ジゴスペック、熱いです!

 

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